スイス/エンガディン地方

エンガディン地方の村・谷

エンガディン地方には、訪れてみたい村や谷がいくつもあります。人気のスポットをピックアップしてご紹介します。

和田 憲明

執筆者:和田 憲明

スイスガイド

エンガディン地方の谷めぐり

ロゼック谷の奥。レストランに加え、ホテル「ロゼックグレッチャー」もある

ロゼック谷の奥。レストランに加え、ホテル「ロゼックグレッチャー」もある

エンガディン地方には、訪れてみたい谷がいくつもあります。中でも人気を集めるのがロゼック谷。ポントレジーナの村から、ハイキングまたは馬車で谷奥を目指します。

フェックス谷を行き交う馬車

フェックス谷を行き交う馬車

ロゼックの谷奥にはレストランが一軒あるのですが、ここのテラス席が、ランチに絶好! ベルニナアルプスと氷河が眼前に広がり、近くを流れる川のせせらぎが心地よく耳に響くことでしょう。

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■Hotel Restaurant Roseg Gletscher(ホテル・レストラン ロゼックグレッチャー)
住所:Val Roseg, CH-7504 Pontresina
TEL:081-842 64 45

フェックス谷も、ガイドおすすめのスポット。シルスの村からロープウェイでフルチェラス展望台へ上がり、谷奥までハキングコースが続きます。シルスの村から馬車の定期便を利用することも可能。谷奥にはホテルが一軒あり、さらにその奥にはエンガディン地方の山並みが聳えます。

 

エンガディンを愛した画家、セガンティーニ

石造りのドーム型が特徴のセガンティーニ美術館

石造りのドーム型が特徴のセガンティーニ美術館

ジョヴァンニ・セガンティーニは、エンガディン地方に魅せられ、死の直前までエンガディンの風景を描いた画家でした。イタリア(当時はオーストリア領)で生まれたセガンティーニは、幼い頃に母を亡くし、不遇な少年時代を送ります。ミラノで美術を学んだ後、家族とともに北イタリアからスイス東部のサヴォニンという小さな村に移住。その後、さらに山と自然を求めてエンガディン地方に辿り着き、数々の作品を残しました。

サンモリッツのセガンティーニ美術館では、代表作、「生成、存在、消滅」(「生、自然、死」とも呼ばれている)をはじめ、「湖を渡るアベマリア」など数々の名作を鑑賞することができます。サンモリッツではぜひ立ち寄ってみたい所です。

 

セガンティーニゆかりの村々

セガンティーニにちなむ場所を、さらにいくつか挙げてみましょう。

■マローヤ

マローヤの村にあるセガンティーニの墓

マローヤの村にあるセガンティーニの墓

セガンティーニが晩年に住んだマローヤの村には、アトリエやお墓など、セガンティーニゆかりのポイントが集まっていて、「セガンティーニの道」と名付けられた散策コースがあります。

■セガンティーニ小屋

ムオタス・ムライユの展望台から健脚向きのハイキングコースで上がることができます。夏の間のみオープンの山小屋で、エンガディン地方で最も美しいと言われる景観が広がります。三部作の中の「存在(自然)」は、ここから見る夕暮れの情景を描いたものです。

■ソーリオ
エンガディン地方からは外れますが、ここもセガンティーニゆかりの地。厳しい冬の寒さを避けるため、セガンティーニは一家を連れてこの小さな村にたびたび滞在しながら、制作に没頭しました。三部作のひとつ、「生成(生)」は、ソーリオで描いたものです。
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※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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