『独立タイプの二世帯住宅』に注目!
住友林業 住宅事業本部
注文住宅事業部 営業推進部
営業戦略グループ 次長
大畑裕一さん
と語るのは、住友林業 住宅事業本部 注文住宅事業部の大畑さん。特にいま注目なのは、ライフスタイルの違う両世帯がストレスなく暮らせる『独立タイプの二世帯住宅』だといいます。
「独立タイプ」とは、どんなスタイルの二世帯住宅なのでしょうか。さっそく、プラン例を見てみましょう。
上下に分けるか、左右に分けるかでプランが変わる
独立タイプの二世帯住宅は、玄関をはじめ、すべての生活空間が世帯ごとに独立しているのが特徴です。一つ屋根の下に、二つの家があるようなイメージです。キッチンやトイレ、お風呂などもそれぞれにあるので、生活のペースを乱されることなく、独立性をもって暮らすことができます。“上下に住み分ける”プランと“左右に住み分ける”プランがあります。■上下分離型(2階建て)
1階と2階に各世帯が分かれて暮らすスタイルです。一つのフロアをまるごと使うことができるので、動線がスムーズで、家族の気配も伝わりやすいのが特徴。マンションの間取りに近いイメージと言えるでしょう。気をつけたいのが、音の問題です。子どもが飛び跳ねる音などが1階に響かないよう、遮音性の高さが重要になります。
このプランでは、水まわりは同じ位置にして、排水音などの音の伝わりに配慮。なお、住友林業の二世帯住宅は、高い遮音性能を持つ床構造が標準仕様になっています。
1階床面積 122.76m2(37.13坪) 2階床面積 101.03m2(30.56坪) 小屋裏面積 14.13m2(4.27坪)
■上下分離型(3階建て)
住宅が密集する都市部などでは、3階建てにすることで敷地を有効に活用できます。階段の上り下りがなく、移動の負担が少ない1階を親世帯に。また、子世帯の個室を3階にすることで、生活時間帯の違いによる音の問題に配慮しています。
ホームエレベーターを設置すれば、親世帯を3階にすることも可能です。
1階床面積 74.11m2(22.41坪) 2階床面積 69.14m2(20.91坪) 3階床面積 57.76m2(17.47坪)
■左右分離型
それぞれの世帯を建物の左右に振り分けるスタイルです。両世帯が、採光や眺望を同じように味わえるのがメリット。また、小さな子どもが走り回っても、音を気にする必要がありません。将来、親世帯を賃貸スペースにするなどの用途変更もしやすいプランです。
1階床面積 99.17m2(29.99坪) 2階床面積 91.40m2(27.64坪) 3階床面積 60.34m2(18.25坪)
いずれのプランでも、両世帯のスペースが完全に独立していますから、たとえば子世帯が転勤になった場合など、その間だけ賃貸住宅として貸し出すことが可能です。
また、いざというときに行き来できる内部ドアを設ける、あるいは、将来必要になったときにリフォームできるように内部ドアの位置を想定しておくこともできます。
住友林業の家は、リフォームがしやすく、将来のライフスタイルの変化にも柔軟に対応できます。
税制面でも有利になる『独立タイプの二世帯住宅』
『独立タイプの二世帯住宅』をおすすめしたい理由は、ほかにもあります。土地の課税価格(相続制評価額)が大幅に減額される「小規模宅地等の特例」の適用範囲が広がったことです。これまで適用外だった独立タイプの二世帯住宅も同居と見なされ、減税の対象になりました。2015年1月1日以降の相続から、相続税の基礎控除額が40%減になり、相続税の納税対象者が大幅増加することを見込んだ緩和措置です。
親の土地に二世帯住宅を建てれば、「小規模宅地等の特例」が適用され、土地の相続税評価額が80%減になります。まさに、今からが二世帯住宅の建て時だと言えるでしょう。
“ひとつ屋根の下”に暮らす安心感以外にも、さまざまな利点がある『独立タイプの二世帯住宅』。家づくりの選択肢の一つに加えてみてはいかがでしょうか。