Surface Pro 3、日本でも7月17日に発売

ディスプレイはより大きく、キックスタンドはより柔軟に

日本マイクロソフトは2014年6月2日、都内で発表会を開催。先日海外での発売決定が報じられた同社タブレットPC“Surface Pro 3”を、日本でも2014年7月17日（一部モデルを除く）に発売することを明らかにした。

一般向けと法人向けが用意され、一般向けは2014年6月3日の午前0時より予約受付をスタート。法人向けについては6月9日より受注開始となる。一般向けモデルについては、従来どおりOffice Home and Business 2013を搭載。価格についてはSurface Pro 3の公式サイトをチェックしてほしい。

Surface Pro 3の公式サイト

Surface Pro 3が従来までのSurface Proシリーズと大きく異なる点してまず挙げられるのが、ディスプレイのサイズ。10.6インチから12インチへと大きくなり、さらに画面の縦横比率は16：9から3：2へ変更された。その一方で、本体の厚みはSurface Pro 2と比較して33%薄い9.1ミリ、12%軽い800グラムとなっており、薄型・軽量化に成功している。


本体背面に設置された一体型キックスタンドにも調整が加えられた。フリクションヒンジを取り入れたことで、Surface 2およびPro 2では24度と40度の2段階のみだったスタンドの角度調整が、Surface Pro 3では0度～150度のあいだで自由に設定が可能に。より柔軟な利用ニーズに応えられるようになっている。
SurfaceをノートPCとして利用する際に欠かせないタイプカバーにも、Surface Pro 3専用モデルが登場。従来までの機能、薄さ、軽さはそのままに、キーボード上部が折れ曲がるヒンジが新たに取り入れられた。

これによりマグネットで本体と接続する際、従来までの接続エリア（本体の下部）に加えて、新たにディスプレイ下部のベゼル部分にも接続が可能となり、利用時の安定感がアップ。キーボードに角度も付くので、よりノートPCらしい使い方ができそうだ。カラーバリエーションはブラック、パープル、シアン、ブルーの4色を用意。価格は12980円（税抜き）となっている。
そのほか特筆すべき点として、本体付属のスタイラスペン“Surface Pen”も専用モデルとして一新。256段階の筆圧感知を搭載し、より自然な書き心地を実現したほか、Surface Pro 3をメモ帳感覚で利用するための新機能も搭載している。Surface Penの後部を1回ノックすることでスリープ状態からでもOne Noteが起動でき、2回ノックで画面キャプチャーが可能となったのだ。またOffice 2013利用時などにSurface Penをディスプレイに近づけるだけで、自動で操作モードを切り替える機能も搭載されている。

なお、Surface Pro 3の詳細なレビューについては後日、ガイド記事としてお届けする予定だ。