話題のマウスピース矯正とは?
透明なマウスピースを装着する、手軽な矯正治療
マウスピースには種類がいくつかあり、元祖と呼ばれているものはアメリカ製のインビザラインです。アメリカで制作するために日本での治療とタイムラグがあったり、一度にまとめて制作するために治療過程でズレが出てしまうことが大きなデメリットでした。その後各地で改良が重ねられ、現在最新で、もっとも精密な治療を行うことが出来るのは国産のアソアライナーです。マウスピースの種類やそれぞれのメリットなどを詳しく知りたい方は、過去記事「マウスピース矯正の種類・選び方のポイント」をご覧下さい。
マウスピースで歯が動く仕組み
マウスピース矯正は、歯の理想的な並びに向けて複数ステップのマウスピースを作成し、歯の動きに合わせて装着するマウスピースを替えていきます。同じ型のマウスピースを装着する期間は1ヶ月で、この期間を1ステップと呼びます。大体15ステップ以内で治療は完了します。(数ステップで治療が完了するケースもあります)1ステップごとに歯を動かせる幅は最大1mm。理想の歯並びに向けて少しずつ、マウスピースの型を変えながら歯並びを整えていきます。使用するマウスピースにもよりますが、最新の国産マウスピースであるアソアライナーを使う場合、1ステップ内に強度の異なるマウスピースを装着します。最初は柔らかいマウスピースを使い、1ステップの後半では硬いマウスピースを使うことで、歯が動くときの痛みを和らげる効果があります。
マウスピースはいつでも取り外すことが出来ますが、決められた一定時間装着しないと、その効果が薄れてしまいます。食事をするときや歯磨きなどのケアをする時以外は装着するようにし、1日17時間以上着けていることが必要です。ワイヤー矯正と違って目立つことはありませんので、人と会うときに着けていても、気付かれないケースがほとんどです。
次のページではマウスピース矯正をするに当たって重要なポイントや、クリニック選びのコツをご紹介します。