Rho-fiera(ローフィエラ)会場
ローフィエラ会場で開催されたSalone de Mobili. Milano(サローネ・デル・モービレ・ミラノ)、ミラノサローネ国際家具見本市の中でも、毎年話題になる3つの注目ブランド“Cassina(カッシーナ)”、“Karetell(カルテル)”、“MOROSO(モローゾ)”の展示を紹介します。
Cassina(カッシーナ)
イタリアモダンファニチャーのリーディングブランド
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「フローティング・フォレスト」ブースはすっかり森の中!
Floating Forest(フローティング?フォレスト)
Cassina(カッーナ)のブースは小鳥のさえずりと共に森の中にありました。日本の建築家 藤本壮介がFloating Forest(フローティング・フォレスト)と題された「浮いている森」を提案。鏡面の床に、鏡面の鉢カバーの緑が映り込み、天井から吊られたミラーに映る樹木と交わり、より効果的に森を感じさせています。訪れた人々を自然の快適さで包み込む展示でした。
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古くて新しい!シャルロット・ペリアンへのオマージュ
NUAGE(ニュアージュ) byシャルロット・ペリアン
Charlotte Perriand(シャルロット・ペリアン)は、20世紀を代表するフランスの女性建築家。20世紀モダニズム建築の巨匠、ル・コルビュジェの右腕として活躍しました。1940年には日本政府より招聘され来日しています。このキャビネット「NUAGE(ニュアージュ)」は、京都の桂離宮の違い棚からインスピレーションを受けてデザインしたと言われています。1950年代にデザインされたキャビネットですが、再び話題になり復刻されています。また、手前に見える三角のテーブルは「Mexique table(メキシコテーブル)」も、学生の部屋のために同年代に作成されたものです。
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奇才ハイメ・アジョンが初めてカッシーナで作ったソファー“Vico(ヴィーゴ)”
Vico(ヴィーゴ) by Jaime Hayon(ハイメ・アジョン)
スペインの奇才であるハイメ・アジョンは、息子にちなんで名付けられたVicoh(ヴィーコ)、有機的な丸みを帯びたソファーを発表した。1950年代と60年代からのカッシーナのアーカイブを研究の上デザインしたという。ハイメ・アジョンのあの独特のデザインは押さえられていることに少し寂しさを感じます。
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