家計簿・家計管理/家計管理の基本

貯まらない本当の原因かも!?「急な出費」を考える

毎月の食費や教育費、水道光熱費などを抑えつつ、家計をやりくりしても、実はそれだけでは確実には貯まりません。支出には、毎月発生するもの以外に、突然やって来る「急な出費」があるのです。それにいかに対処していくか、それが貯まる家計管理の大切なポイントなのです。

清水 京武

執筆者:清水 京武

マネープラン・節約ガイド

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予算取りで「想定外」や「忘れがち」に備えよう

毎月、貯蓄しているのに、なぜか通帳の額は増えない――。日々そう感じている人は、少なくないのではないでしょうか。でも、じっくり考えてみてください。たとえば、ここ最近、急な出費はありませんでしたか。

「そう言えば、今月はエアコンを修理したなあ。先月は……、ああ、会社の後輩の結婚式に出たんだっけ」

いわゆる、想定外の支出、急な出費がその理由というわけです。この手の支出が厄介なのは、〈たまにあるもの〉と思い込んでしまうこと。しかし、実際は冠婚葬祭や家族の医療費、家電の修理や買い替え、入学や就職のお祝いなど、実は思った以上に多く、金額も小さくありません。

また、年間を通せば必ず発生する「忘れがち」な支出も要注意。毎月ではないだけに、事前の用意を忘れ、結果的に急な出費と同じ状況になりやすいのです。その例として、固定資産税、自動車税といった税金、家族の誕生日や記念日、お年玉、年払いの保険料など。

その対処法ですが、おススメなのが事前に予算取りをすること。毎月積み立てている貯蓄の一部を、そういった出費に備える予備費として、別口座に貯めます。もちろん、当初予定していた金額を超えることもありますが、貯蓄の取り崩しが減る分、貯蓄プランはより確実になるはず。また、年間の予備費が余れば、そのまま貯蓄に回すことで貯蓄額もアップします。
 
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