歯列矯正/歯列矯正の種類・方法・金額・注意点

マウスピース矯正のデメリットと他治療の併用について(2ページ目)

マウスピースによる、新しい歯列矯正治療。手軽で目立たず、短期間で終わる矯正治療として注目を集めていますが、デメリットはあるのでしょうか?いくつかのマイナスポイントと、それを補うための他治療との併用についてご紹介します。

石井 府中

執筆者:石井 府中

歯科医 / 審美歯科ガイド



他の審美歯科治療との併用がポイント

マウスピースと他の治療との組み合わせ

マウスピースと他の治療との組み合わせ

歯並びが大きく乱れているが、短期間で整えたい・なるべくマウスピースによる矯正を行いたいとご相談にいらっしゃる方はとても多くいらっしゃいます。そのような場合、例えば上の前歯は目立たないマウスピースによる矯正を行い、下の前歯にはワイヤー矯正を行う・というように、ご希望に合わせて複数の治療を組み合わせたプランをご紹介しています。

マウスピース矯正は、矯正専門医による的確な診断が必要不可欠ですので、マウスピースでは行えないケースをきちんと見分け、その場合には他の治療と組み合わせて治療プランをご提案出来ることが求められています。もちろん、矯正の組み合わせだけでなく、ラミネートベニアやオールセラミッククラウンによる治療とマウスピースを組み合わせるケースも多くあります。クリニックを選ぶ際にはまず希望をきちんと伝え、的確な診断に基づいて、1人1人に合わせた柔軟な治療を提供してくれるクリニックを選ぶことがポイントです。

「プチ矯正」としてのマウスピース矯正

最近は芸能人やアイドルの方々にも、マウスピース矯正は広まっています。特に人気を集めているのが、チャームポイントである八重歯を残して前歯4本のみ整える・というように、部分的にマウスピースで歯並び整えるという治療方法。「プチ矯正」などと呼ばれ、アイドルの方々にも多く利用されています。歯並びを整える=全ての歯をそろえる という概念にとらわれず、新しい形でマウスピース矯正が取り入れられています。

上手にマウスピース矯正を取り入れて

治療出来るケースが限られていたり、製造元による治療に差があったりと、マウスピース矯正のデメリットを中心にご紹介してきましたが、手軽で目立たないと人気を集めていることからも、メリットがとても多い治療方法です。適切な診断を行えるドクターの元、マウスピース矯正のメリットを生かして、理想的な口元になれると良いですね。
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