ご挨拶
まいど、相場の福の神こと藤本です。信用取引の始め方・勝ち方の連載コラムです。このコラムの目的は、藤本流の半歩先読みの投資手法を学んでいただき、信用取引を上手く使うことによって、半歩先読みの投資戦略を実現化させます。最終目的は、このコラムをお読みの個人投資家が、「50万円」の投資金額で、毎月「5万円」の収益を得ることが出来るくらいにすることです。藤本流「半歩先読み術」と信用取引を使えば、あなたも勝てる投資家に!
第3回目は、「現物取引と信用取引」です。
現物取引
証券会社に口座を開設して、普通に株を買う場合の取引が「現物取引」です。証券会社に買い注文を発注すると、証券会社はその注文を東京証券取引所などの証券取引所につなぎます。証券取引所で買い注文と売り注文が出会って、約定(やくじょう 株の売買が成立すること)します。約定日から3営業日目に行われるのが、受渡し(うけわたし)です。まさに、買い方は現金を支払い、売り方は株式を渡すのです。現在は株券自体は電子化されていますので、実体は無く単なるデータだけですが、まさに株式の現物と現金を交換するので、「現物取引」なのです。
「現物取引」で可能なのは、株式を買うこと(現金を支払って、株式を受取る)と、株式を売ること(株式を渡して、現金を受取る)です。
「現物取引」の株式投資は、まずは、株式を買うことから、スタートするのです。買った後は、ずっと保有し続けるか、売るかのどちらかを選ぶだけです。
「現物取引」で売却益を得るには、「安く買って、高く売る」しかありません。
株式相場がずっと右肩上がりの堅調相場であれば、「現物取引」でも、十分利益を狙うことが可能ですが、全般が右肩下がりの軟調相場の場合、上がる銘柄も少なく、利益を狙うのは非常に困難になります。
「現物取引」の場合、50万円の現金をお持ちの場合、50万円しか投資出来ません。自分の保有する現金の範囲内で取引を行う必要があります。
メリット
- 証券口座を開設すれば、誰でも取引が可能です。
- 買った会社が経営破たんして倒産したとしても、投資金額はゼロになるだけです。投資金額以上に損失が出ることはありません。
- 買いからしかスタート出来ないので、右肩下がりの軟調相場では、売却益を狙うのは非常に困難です。
信用取引
「信用取引」は、証券会社がお客様に、「現金」または「株式」を貸すことによって、成立する取引です。お客様を信用して、「現金」または「株式」を貸すので、「信用取引」といいます。証券会社はお客から、「現金」または「株式」を担保として預かり、「現金」または「株式」を貸します。信用取引を行うには、証券会社に通常の口座開設を行った上で、信用口座を別に開設する必要があります。証券会社は、お客様を信用する必要があるので、「信用口座」開設に当たっては、証券会社が定めた基準をクリアして、審査をパスする必要があるのです。
信用口座の開設方法は、また詳細にご説明いたします。
「現物取引」のスタートは、「現物株式を買うこと」からだけですが、「信用取引」は「信用買い」・「信用売り」の2つがあります。
「信用買い」は、証券会社から「現金」を借りて、株式を買うことです。担保にした現金の約3倍まで、買うことが可能です。
「信用売り」は、証券会社から「株式」を借りて、株式を売ることです。
「信用取引」を活用すれば、上昇トレンドの堅調相場では、「信用買い」で、下降トレンドの軟調相場では、「信用売り」で利益を狙うことが可能です。
メリット
- 堅調相場でも軟調相場でも利益を狙うことが可能です。
- 担保にした現金の約3倍まで、投資を行うことが出来ます。
- 信用口座を別途開設する必要があり、証券会社の審査があるので、誰でも「信用取引」が出来るわけではありません。
- 担保にした現金の約3倍まで投資を行うことが出来るので、最悪の場合、投資金額以上の損失が出る可能性があります。
- 「現金」を借りたら信用金利、「株式」を借りたら「貸株料」などのコストが掛かります。また、制度信用の場合、「6ヶ月」という取引期限もあります。
今回のまとめ
- 信用取引は、現金・株式を担保にして、証券会社から「現金」または「株式」を借りて行う取引です。信用口座開設が必要で、口座開設するには証券会社の審査を通る必要があります。
- 「50万円」の投資金額で、毎月「5万円」の収益を得るためには、上昇相場・下落相場のどちらでも収益のチャンスのある信用取引がオススメです。キチンとリスク管理を行い、信用取引を活用してみましょう。
*正確かつ信頼しうると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性または完全性を保証したものではありません。