応用編・上級編
4.旅行代理店で宿だけを申し込む祭り観覧ツアーを募集するような大手旅行会社では、予約困難な祭りのために宿を大量に予約しています。なので、空いていれば宿だけを単体で申し込むこともできます。直接宿へ予約電話するより予約できる可能性は高いでしょう。
当然ながらその場合、往復の交通(飛行機や列車等)は別途予約する必要があります。
5.キャンセル待ちにかける
仕事や急用で行けなくなった人や上記の大手旅行会社が、キャンセル料金が高くなる直前に余剰分の予約を放出することがあります。この場合、宿に直接電話で聞いてみるか、前述1.で紹介のネット予約サイトをチェックします。
6.1時間圏内で探す
祭りのエリアから列車・バス等で30分~1時間の場所まで行けば、宿がとれる場合があります。もし車が使えるようなら、もっと可能性は広がります(祭り会場周辺で駐車場を確保するのが大変になりますが、パークアンドライドと組み合わせて検討しましょう)。
例:青森→浅虫温泉、京都→大津か大阪、徳島→鳴門か神戸周辺
7.キャンプする
青森ねぶたでは例年、ライダーのためにフェリー埠頭付近でテント村が開かれているようです(バイク・自転車のみで、自動車は駐車できません)。他の祭りでも、キャンプ場があれば有効な手です。「(祭り名) キャンプ場」で検索してみましょう。予約制になっているキャンプ場も多いのでご注意。
6.夜行バスなどの利用
どうしても宿を取れない場合、夜行バスや夜行列車・フェリーなどを利用して帰路につくという手法もあります。
通常、夜行バス・夜行列車・長距離フェリーは全席指定なので予約はお早めに。JRは1ヶ月前、バスは2ヶ月前から予約を受け付けています。祭り期間中の臨時バス・臨時列車の時刻情報は、JRやJTBの時刻表か、各交通機関の公式サイトをチェックしましょう。
番外編:夜通し行われる祭り
お盆時期の郡上おどりには「徹夜おどり」があります。このように、夜通し行われる祭りであれば、コインロッカーに手荷物を入れ、夜通し祭りを楽しむ覚悟があれば、宿の予約は不要になります。
よほど宿泊施設のキャパが少ない場所や、多くの観光客が殺到するエリアは別として、根気よく探していけばどこかには予約できる可能性は広がります。もしくは、祭りの時期はとにかく泊まれる場所があればいいとして、宿のグレードにこだわらないようにするのも一つの考え方です。一流の宿に泊まるのは、祭りの時期以外に別の観光旅行でと割り切るのも手かもしれません。
ぜひ、祭りの旅を充実させるべく、挑戦してみてください。