メガバンクで為替手数料の優遇が広がる
米ドル建ての普通預金金利は0.01~0.05%、定期預金金利は0.01~1.00%程度と変動はほとんどありません。そんななか、じぶん銀行の1カ月定期は1%と比較的金利が高いのが魅力でしょう。外貨預金は、金利の高さと同時に為替手数料にも注意を払う必要がありますが、以前は為替手数料の高さが目立っていたメガバンクで、キャンペーンやインターネットバンキングの利用を条件に、優遇が広がっています。
<主な金融機関の米ドル預金金利と為替手数料例>
ユーロ建て預金は、さらなる金利低下の可能性
ユーロ建ての普通預金金利は0.01%程度、定期預金でも0.01~0.31%程度です。円預金と変わらない低水準が続いていますが、ユーロ圏では今以上に金利を下げて景気の回復を図ろうとする可能性が取り沙汰されているため、ユーロ建ての預金金利はさらに低下するかもしれません。また、ユーロ圏で金利が下がった場合、円高ユーロ安に傾きやすくなるので、手を出しにくいタイミングでしょう。<主な金融機関のユーロ預金金利と為替手数料例>
ネット銀行の金利に魅力
豪ドル建て普通預金金利は0.25%~1.45%、定期預金金利は0.7%~3.1%程度です。じぶん銀行や住信SBIネット銀行、楽天銀行などは比較的高い金利が提示しています。通常は、期間1カ月の定期預金よりも1年の定期預金の方が金利は高くなるものですが、今後の金利低下によって長期の運用が難しくなることが予測されたり、企業の戦略によって1カ月定期により力を入れたりする場合に、金利の逆転が起こることがあります。<主な金融機関の豪ドル預金金利と為替手数料例>