バイレファンキとは?
続くは、リンダ3世のデビュー・リリース(でも、DVDのみ)でもある「未来世紀eZ zoo」。分かりやすい! 「未来世紀ブラジル」ですもんね。もう、ブラジルねたなら何でもこじつける姿勢が好きです。ブラジル音楽というと、サンバとボサノバが王道となりますが、ちょっと遅れながらも今のサウンドに対応しています。確かに「サンバー」とか歌っていますが、月並みなサンバ歌謡ではありません。かなりのバイレファンキ度合い!未来世紀eZ zoo (YouTube)
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せっかくなので、バイレファンキの解説をします。1970年代にすでに始まっていた音楽ジャンルというよりもパーティの呼称でした。同時に、バイレファンキはファヴェーラ(ブラジルのスラム街)から始まった貧困層向けの音楽というイメージがありました。良識あるアーティスト達の努力の結果、90年代半ば以降、バイレファンキは徐々に市民権を得ていきます。世界的にも、DiploやM.I.A.の功績でバイレファンキの知名度はあがりました。日本でも、バイレファンキを取り入れた先駆者として、TIGARAHの『The Funkeira goes BANG!』(2009年)とSaori@destinyの『WORLD WILD 2010』(2010年)の二つのアルバムをぜひ聴いてみてください。
The Funkeira goes BANG! (amazon.co.jp)