今回は4月12日(土)から4月17日(木)にスタートする中盤戦のドラマを紹介します。
4月12日(土)スタート
『弱くても勝てます ~青志先生とへっぽこ高校球児の野望~』
日本テレビ系土曜21:00~原作:高橋秀実「『弱くても勝てます』開成高校野球部のセオリー」
脚本:倉持裕
演出:菅原伸太郎、池田健司、明石広人
プロデューサー:河野英裕、大倉寛子
チーフプロデューサー:伊藤響
主題歌:嵐「GUTS!」
出演:二宮和也、麻生久美子、福士蒼汰、有村架純、中嶋裕翔、山崎賢人、本郷奏多、間宮祥太朗、桜田通、鈴木勝大、柳俊太郎、平岡拓真、阿久津愼太郎、市川海老蔵、光石研、川原和久、荒川良々、笹野高史、薬師丸ひろ子
「田茂青志(二宮)は東大で生物の研究を続けてきたが30才目前で新人教師になり日本有数の進学校の教師に。ヘッポコだが一生懸命な野球部を見て彼らに勝利を与えてあげたいと監督をかってでる。"異常なセオリーで異常なことをして異常な勝ち方をする"と考え、実践していく。」
原作は東大合格者数ナンバーワンの開成高校を取材したノンフィクションで、実際にノーサイン、バントはしない、守備練習も少ないなど高校野球のセオリーから外れた戦略を実践し、東東京大会で最高ベスト16に入ってます。河野プロデューサーは『すいか』を始め『マイ☆ボス マイ☆ヒーロー』『泣くな、はらちゃん』など実験的なドラマを数多くつくっていて、今回もかなり挑戦してきそうです。
主人公のライバル役に市川海老蔵がさりげなく出演するのもポイント。
4月14日(月)スタート
『ホワイト・ラボ 警視庁特別科学捜査班』
TBS系月曜20:00~脚本:ますもとたくや ほか
演出:石井康晴、竹村謙太郎ほか
プロデューサー:武藤淳、阿部謙三、石黒裕亮、佐藤敦司
チーフプロデューサー:片山剛
出演:北村一輝、宮迫博之、薮宏太、大杉漣、谷原章介、和久井映見
「年々複雑化する凶悪犯罪に対し、確実な証拠を以って犯人を逮捕するため科捜研の知識と捜査一課の捜査権を持った新しい組織、科学捜査班"ホワイト・ラボ"が新設。警察の各部署から集められた精鋭が飽くなき好奇心、探究心により謎をとき、真相にたどり着く。」
この枠、パナソニックの冠スポンサーがはずれた昨年4月からの4作、制作協力はTBS系の制作会社ドリマックスが担当していましたが、本作は『TRICK』などの東宝が制作協力。ですのでちょっとテイストは違ってくるでしょう。それに前年度4作は原作つきなのに対してオリジナル。シリーズ化を狙ってるんじゃないでしょうか。
『極悪がんぼ』
フジ系月曜21:00~原作:田島隆・東風孝広
脚本:いずみ吉紘、池上純哉
演出:河毛俊作、林徹、石井祐介
プロデュース:後藤博幸、草ヶ谷大輔
主題歌:氣志團「喧嘩上等」
出演:尾野真千子、椎名桔平、三浦翔平、仲里依紗、竹内力、板尾創路、宇梶剛士、小林薫、宮藤官九郎、オダギリジョー、三浦友和
「趣味は貯金で夢は安定した生活、という堅実な性格の神崎薫(尾野)だが金子千秋(三浦)に借金を負ってしまう。その返済のため金子が所属する、法律の裏をかきトラブルを解決する小清水経営コンサルタントで働くことに。薫はダマされても人を信じ、損得勘定抜きで弱者を救おうとする。」
行政書士の田島隆に作画・東風孝広のコミックのドラマ化は『カバチタレ!』『特上カバチ!!』『ダンダリン』に続き四作目。この中ではフジ制作の『カバチタレ!』が一番ヒット。『極悪がんぼ』も主人公を男性から女性に、舞台が広島でなくなるなどの原作からの変更パターンが同じで、だいたい同じ線を目指しているんでしょう。ただ『カバチタレ!』は木曜22時枠だったのに対して、今度は月曜21時。「月9」も恋愛ドラマばかりではありませんが、キャストからして濃そうな『極悪がんぼ』とのカラーの違いが受け入れられるでしょうか?
次は「4月15日(火)と4月16日(水)スタートのドラマ」