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人と街を「食」でつなげるシェアハウス(2ページ目)

事業主が東急電鉄の「食を通じた街との交流」をテーマとしたシェアハウスが誕生しました。オープニングイベント「お披露目マルシェ」が開催されると聞いて、オイシイものが食べられるかと期待しつつ、伺ってみました。どんなシェアハウスなのかレポートします。

山本 久美子

執筆者:山本 久美子

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イベントマップ

本日のイベントマップ

まさにお披露目のオープニングイベント

「食」を通じたコミュニティを積極的に街に開いていくには、シェアハウスの居住者に限らず、地域の人々も参加するきっかけとなる、多様なフードイベントが効果的。それを担うのが、運営協力会社のConnect House(コネクトハウス)。コミュニティアソシエイトの水田憲宏さんに伺いました。

コネクトハウスは、東急池上線で「食」をテーマにしたシェアハウスを2物件運営し、料理人や食材の流通、料理店の開業などを目指す入居者向けのイベントも数多く開催しています。そうしたネットワークを活かして、地元の食材などを販売するマルシェやクッキングスクール、食のレクチャーなどの開催などを月に1回程度開催していく予定だといいます。

「お披露目のイベントは、マルシェのコーナーもありますし、キッチンでクッキングの実演とワークショップを、ワークスペースではちみつセミナーを2度ずつ開催します。地域の商店街のお店から購入した肉やスイーツのつまみ食いコーナーもあります。そうした今後ここで起こりうるイベントの要素や地域のお店について、入居希望者や街の方々に少しずつ味見していただきたいと思っています」と水田さん。ガイドも早速、魚介と野菜の料理やスイーツをつまみ食いしてみました。
食のワークショップ

左)マルシェのコーナー、(中央)クッキングワークショップ(しらすのピザづくり)、(右)はちみつセミナー
 

専用個室のカスタマイズも可能

スタイリオ ウィズ 上池台のもうひとつの特徴が、個室のカスタマイズが可能なこと。壁紙を貼る、壁をペイントする、無垢材を床に貼る、の3つのメニューがありますが、製品を支給されるだけなので、自分で塗ったり貼ったりしなければなりません。そのためのワークショップも、開催されていたので見学してみました。

まずは、壁紙貼りのワークショップ。糊付けをしてきれいに貼って、端をカットするだけなのですが、合わせ目がきれいになるように、空気が入って浮いたりしないように、上手なやり方をレクチャーしてくれます。次に、ペイントワークショップ。アクリルのペイントは色も豊富で、上から二度塗りすれば好みの色に変えることができるそうです。上から下へ塗るのが基本ですが、好きなところから塗り始めても問題ないとのこと。何度も塗り直しができるというのは、不器用な人にも安心ですね。
カスタマイズワークショップ

左)壁紙貼りワークショップ 中央)ペイントワークショップ 右)ガイドもペイントに挑戦してみました


入居希望者に方にお話を伺うことができました。「忙しくてあまり時間が取れないので、人と触れ合えるシェアハウスを希望していました。家賃と共益費で6万5000円からというのも魅力です。今は9万円以上も払っていますから」。ワークショップも、興味深そうに見学されていました。

食材を提供したお店の方が顔を出したり、ご近所の方が立ち寄ってつまみ食いを楽しんだりとにぎやかなお披露目イベントになりました。ペイントワークショップに家族で参加されたご近所の方も、子ども部屋をペイントしてみようかと検討をし始めた模様。


この物件は駅から少し距離があるので、家賃は抑え目に設定されているそうです。それだけに若くて食べることが好きな人、これから食を仕事にしていきたい人などが集まってきそうです。商店街の中のシェアハウス、何かが生まれそうな気がします。

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