F1並みの速さを見せつけるニューマシン
選手層の厚さもさることながら、今年のニューマシン「SF14」はとにかく速い。鈴鹿で開催された初の合同テストでは早くもコースレコードを超えるタイムを連発。さらには25年ほど前のF1タイムに匹敵する1分36秒台を初テストにしてマークするポテンシャルの高さを見せただけに、今年の「スーパーフォーミュラ」は史上最速のスピード領域でのバトルが楽しめる。SF14 【写真:トヨタ自動車】
注目のオーバーテイクシステム
記者発表会では昨年までのマシン「SF13」に搭載されていたオーバーテイクシステムが「SF14」にも搭載される事が発表された。しかし、ボタンを押すと一定時間エンジンの回転数が上がり追い抜きを促すものではなく、「SF14」のものは日本独自開発の「燃料流量リストリクター」を使用するものになる。ボタンを押すと「20秒間に渡って燃料流量が増え、エンジン性能が5%あがる」というもの。昨年同様にドライバーはレース中に5回使用することができ、さらにマシンにはファンが何回使用したかを視認できるオーバーテイクランプも搭載される事が発表された。富士も2レース制に。激しいレースに期待!
スーパーフォーミュラ
ただ、2回行われた事前テストではトヨタエンジン勢が優勢なタイムが記録されており、シリーズ全体を通したファンの興味獲得にはホンダ勢の巻き返しが必須となる。
開幕戦の開催は4月12日、13日の鈴鹿サーキット。驚きのスピード領域で展開される国内最高峰のフォーミュラカーレース「スーパーフォーミュラ」の歴史的シーズンがいよいよ始まる。
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