NTTドコモはDCMX契約者を対象に「iD」専用プラスチックカードを提供開始。ドコモのiPhoneユーザーでもiDの利用が可能に

NTTドコモはDCMX契約者を対象に「iD」専用プラスチックカードを提供開始。ドコモのiPhoneユーザーでもiDの利用が可能に

国内ではNTTドコモの「iD」、ジェーシービー(JCB)の「QUICPay」、MasterCardの「MasterCard PayPass」、Visaの「Visa payWave」、関西の私鉄の乗車や買い物で利用できる「PiTaPa」といった後払い電子マネーが発行されています。後払い電子マネーは、簡単に言えばプリペイドカードのようにチャージする必要がない支払い方法です、その他にもさまざまなメリットが挙げられます。

(1)残高を気にする必要がない

チャージ方式の電子マネーは、入金した金額の範囲内でしか利用できません。その点、クレジットカード等の紐付型となる後払い電子マネーは、クレジットカードの支払いと合算して請求されるため、チャージ不要で便利です。

(2)クレジットカード付帯のポイントが貯まる

後払い電子マネーは、クレジットカード付帯のポイントが付与されます。そのため、1枚のカードで多くポイントを貯めたい方にお勧めです。通常、数百円の買い物ではクレジットカードは提示しにくいですが、後払い電子マネーと併用することで、“高額でも”“小額でも”お得にポイントを貯めることが可能です。

(3)2枚載せ、プリペイドとの併用も可能

後払い電子マネーの加盟店は拡大していますが、プリペイド型の電子マネーに比べ、使える店舗が限定される部分もあります。その解決策として、複数のマネーを組み合わせた運用をお勧めします。

例えば、オリエントコーポレーション(オリコ)では、「Orico Card iD×QUICPay」「Premium Gold iD×QUICPay」「iB(iD×QUICPay)」といったように、iDとQUICPayの両機能を搭載したカードを発行しており、両加盟店で便利に使うことができます。

さらに、注目したいのはプリペイドとの併用が可能な点です。2014年2月17日からは、JCBグループが発行するクレジットカードで、電子マネー「nanaco」カードを「QUICPay」として利用可能となりました(従来はセブン・カードサービスのセブンカード、セブンカード・プラスが対象)。これにより、nanacoカード利用者で、JCBグループが発行する「JCBカード」の保有者は利用登録を行えば、nanaco加盟店、QUICPay加盟店双方でカードの利用が可能になります。また、セブン-イレブンで、nanacoカードをQUICPayとして利用すれば、nanacoポイントが200円(税抜)ごとに1ポイント付与されるメリットもあります。

(4)魅力的なキャンペーンが定期開催

「iD」も「QUICPay」も本格的な普及はこれからとあって、利用促進のためのキャンペーンが積極的に行われています。5%のキャッシュバック、イオンやマクドナルドなど、有名チェーンのクーポンプレゼントなど、ほぼ定期的なサービスが行われていますので、両サイトのチェックは忘れずに!

(5)補償もクレジットカード同様に

後払い電子マネーは、クレジットカードの紐付型のため、例えば紛失・盗難時の補償が受けられるメリットがあります。ここはプリペイド電子マネーにはそれほどない特徴です。

(6)海外でもお得に使えるカード、スマホが登場

まだまだ国内での認知度は高くありませんが、「MasterCard PayPass」、「Visa payWave」は、海外でもお得に使えるカードとなります。すでにオリコでは、「OricoCard PayPass」、「OricoCard Visa payWave」を発行しており、スマートフォンアプリ「Orico Mobile Visa payWave(オリコモバイル Visaペイウェーブ)」の提供も開始しました。日本での普及には時間がかかると思いますが、海外によくいかれる方にはお勧めしたいですね。

また、NTTドコモではオリコと提携し、海外の「MasterCard PayPass」加盟店で、「iD」が利用可能なスマートフォンをかざして決済が可能となるオリコカードでの「iD/PayPass」機能の提供を開始しています。

一方で、後払い電子マネーのデメリットとしてはクレジットカードと連携することにより、利用額が増えることで使いすぎの心配があります。ただ、月々の利用の範囲を意識的に守った使い方をすれば、現金主流の小額決済が置き換わり、家計を管理しやすくなるメリットを享受できます。さらに、クレジットカードと紐づくため、未成年が使えなくなるケースもありますが、JCBが10歳から利用可能な「おこづかいQUICPay」を発行しているように、親のクレジットカードと紐づき、子供でも便利に利用できるケースが増えてくると考えられます。
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