フィリップ・ワイズベッカーの世界とともに
フランス人アーティスト、ワイズベッカーが描くモティーフは、たとえば食器やワイシャツ、パイプなどの日用品、工具、クラシカルな裁縫箱や時計、古ぼけたカタログの中で紹介されているソファ、温室、再開発により消えていこうとする古い工場の建物。それらを描く筆致に、身の回りにあるモノたちを注意深くみつめる愛情に満ちたまなざしと、ウィットを感じるのです。参照:東京カフェデイズ 「Philippe Weisbeckerとカフェの記録」
彼とDOとの関わりを広報担当の速水さんにうかがいました。
「2008年春にクラスカ ギャラリー&ショップ ドーをクラスカの2Fに開き、ブランドをスタートした際に、ディレクターの大熊健郎がワイズベッカーさんのファンであったことから、お店の象徴となる『お盆とお椀』のイラストを描いていただきました。その後も全店でこのイラストを使ったショッピングバッグを使用しています」
「また、クラスカ ギャラリー&ショップ ドー 本店において2011年9月にフィリップ・ワイズベッカー展「Line Work」、2013年11月に「PHILIPPE WEISBECKER | Manufacturing」展を開催。2013年、KITTE内に丸の内店をオープンした際にはポスト、札幌店をオープンした際には時計台などお店を象徴するモチーフをたびたび描きおろしていただき、グッズ展開もしております」
身近にあるモノのかたちを慈しむワイズベッカーと、日々の暮らしと食を考えるDO、そしてTABELKA。その世界観は本当に重なるところが多いのではないでしょうか。
歴史ある日本橋の街歩きを楽しんだあとは、このカフェで空腹を満たしながら、明治時代の人々の暮らし、昭和の暮らし、そしていまの私たちの暮らしに想いを馳せてみたいのです。
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