IID世田谷ものづくり学校 外観
今回は、IID世田谷ものづくり学校の木下浩佑さんにお話を伺いながら、ワークショップとは何か?を探って行きます。
ワークショップとは?
日本で初めて「ワークショップ」という言葉がつかわれたのは、1947年のこと。東京帝国大学の教員たちが「偉い先生の話を聞くのではなく、現場の先生同士がディスカッションして問題を解決していく」集まりが最初でした。当時からワークショップは「知識の獲得や習得」が目的ではなく、「自分たちで納得し、答えを見つけていく」活動として、とらえられていたのです(詳しくはIID世田谷ものづくり学校発行フリーペーパー『IID PAPER』2012年6月号をご覧ください)。「IID世田谷ものづくり学校では、体験型のワークショップが多いです。施設の利用者であるプロのクリエイターの方たちから、道具のつかい方、ものの作り方や考え方を教わるプログラムが多いからです」。(木下さん)
子ども向けワークショップのようす
「子ども向けのプログラムでは、プロの方から道具のつかい方、もののつくり方や考え方を教わることで、『未来のつくり手』を育てています。大人向けのプログラムでは、遊び、学びを通じた体験や交流の機会とできるようにしています」。(木下さん)
IID世田谷ものづくり学校では、技術を教わるだけのワークショップではなく、座学も大切に行っています。受講生は、ワークショップでつくるモノの背景、ものづくりの裏側についての理解も深めた上で、手を動かしていきます。