「伝統色」を取り入れて
春から初夏にかけて使いたい色は、花や若葉をイメージする色や、春の光や爽やかな風を思い起こす色など。和モダンのインテリアには、草木や花といった自然をイメージする色、藍や茜といった天然の染料を使った色など、日本古来から使われている伝統色と言われている色を意識してみるといいですね。色の特徴としては、鮮やかでビビットなカラーよりも、彩度が低くくすんだ印象の色が多く使われます。
華やかな春を楽しむ
花が咲き誇るような華やかな春のインテリアを楽しむには、ピンクを中心にしたコーディネートはいかがでしょうか。テーブルクロスに使われている春の日差しの中で咲く花のようなピンクは「甚三紅」(じんざもみ 色名は粋屋ホームページより)とい名前のついた昔から日本で使われている色です。そのピンクとナプキンには藤の花のような淡い紫を用いて変化をだしています。テーブルを飾る小物類には艶感のあるホワイトを添えて、明るく華やかな空間にしています。使っているピンクや紫は、彩度を抑えた色を使っているので上品な雰囲気になっていますね。
甚三紅(じんざもみ 色名は粋屋ホームページより)と呼ばれるピンクをテーブルクロスに使った華やかなインテリア
重箱やテーブルランナーなど「和」を感じさせる小物使いに注目を
春らしい色といえば、若葉の緑もその一つ。次ページでは緑を印象的に使った空間をご紹介します。
若々しい新緑を楽しむ>>