MITSUBISHI(三菱自動車)/三菱

広さを実感できるeKスペースはファミリーに優しい(3ページ目)

三菱と日産による共同開発軽自動車第二弾が登場した。eKスペース/デイズルークスは限られたサイズに広い室内と使い勝手、後席乗員に優しい装備などを盛り込んだ。

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド

eKスペース/デイズルークスの泣き所は?

インパネ

写真はブラックインテリアのeKスペースで、2眼式メーターを採用する

燃費と言えば、eKスペース/デイズルークスの泣き所がカタログ燃費と、衝突回避・軽減ブレーキの未設定といえる。

まずは燃費。最高で29.0km/Lのスズキ・スペーシア、ダイハツ・タントの28.0km/Lに対して26.0km/Lだから差は明らかだ。もちろん、カタログ燃費での比較ではあるが、これだけ差があると実燃費で多少迫ることができてもeKスペース/デイズルークスが逆転できるとは考えにくい。

eKスペース/デイズルークスにも助手席の床下に、パナソニック製の「12Vエネルギー回生システム」の「アシストバッテリー」が搭載され、燃費向上や鉛電池の長寿命化に一役買っているとのこと。

この「アシストバッテリー」はニッケル水素で、スズキ・スペーシアのようなリチウムイオン電池ではない。しかし、エンジニアによると、ニッケル水素でもリチウムイオン電池と性能の大きな差はないという回答だから、エンジンも含めたトータルでの燃費向上策はまだまだ磨き上げる必要がある。

さらに、スペーシアにはアイドリングストップ時でも「エコクール」で冷風を送れるという実用上のメリットもある。夏場のアイドリングストップ時の快適性でも少し分が悪い。

次ページは、eKスペースの使い勝手について
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます