あなたの睡眠環境は大丈夫?

目覚めてすぐに肩こりがツライ、と感じる例は意外と多いです

目覚めてすぐに肩こりがツライ、と感じる例は意外と多いです

朝、目覚めたら「あれ? 首が痛いかも!?」「肩こりがひどくなっている……」「肩周りや頭が重い感じがする」など、不快な症状を感じるケースがあります。睡眠時間は十分に取ったつもりでも、朝の目覚めで肩周りや首、頭などに不快症状が出てしまうということは、身体に適した状態での眠りが取れていない可能性があります。起床時の肩こりや肩こり関連の症状は、睡眠環境を整えることで改善できる可能性があります。

そこで今回は、日本で初めて「枕外来」を開設し、正しい眠りのための枕を研究開発された16号整形外科院長山田朱織枕研究所代表の山田朱織先生に、肩こりと睡眠環境についてお話を伺ってきました。

良い睡眠にはさまざなま条件が必要

肩こりを予防するためには、質の良い眠りにつくことが大切です。質の良い眠りにつくためには、どのような部屋で眠るかどうかも重要です。例えば、仕事が忙しくて職場に泊まらなくてはならないような場合、横になれる場所がソファーしかなかったり、照明の明るい部屋だったりするでしょう。これでは眠っている間も気持ちが休まらず、体の緊張を抜ききるのは難しいです。

子供や夫、ペットととの添い寝も肩こりの原因に

眠っているときに窮屈な思いはしていないでしょうか? 犬や猫などのかわいいペットと一緒に眠るのは、飼い主にとって幸せを感じる時間でもありますよね。ですが「眠っている間に自分の腕がぶつけては大変!」という意識が働き、寝返りもなるべく打たないよう体を緊張させてしまっている場合があります。

「子供や夫、妻、ペットと添い寝をする睡眠環境だと、夜中に相手にぶつからないよう寝返りを制限してしまったり掛布団が自分用に上手くかからず、寒い思いをして肩がこることがあるのです」と山田先生。なるほど、隣に寝ている子供に自分の掛け布団を取られて、寒さで目が覚めるといった話もよく聞きますよね。

寝具も肩こりに関係する

使用している寝具によって睡眠の質が影響されることもあります

使用している寝具によって睡眠の質が影響されることもあります

肩こりに悪い影響を及ぼす寝具は、どのようなものなのでしょうか。

山田先生は「たとえば腰が沈み込んでしまうほど柔らかな敷物は、姿勢を変えにくく、寝返りが打ちづらくなります。寝返りが打ちにくいことで夜の間の体液や血液の循環が上手くいかず、肩こりや頭痛、しっかり寝たはずなのに翌朝疲れが取れていない、ということにも繋がります」と指摘します。

また「枕は体形・体格に合った高さが最も重要ですので、合わない枕の高さが様々な症状引き起こす可能性があります」と、肩こり以外の症状にも繋がる恐れがあると注意を促しています。頭痛や腰痛、手のしびれ、いびきが気になる人は、もしかすると枕を中心とした寝具環境による肩こりへの影響から発生しているかもしれません。

あなたの睡眠環境は大丈夫?

睡眠環境の中でも比較的整えやすい「枕」について、チェック法を山田先生に教えていただきました。朝、目が覚めたら、まず枕の位置を確認してみて下さい。
  • 朝、枕の位置がずれていた
  • 頭が枕から落ちていた(枕が完全に頭から外れていた)
こういった場合は、枕が合っていない可能性があります。

起床時の肩こり対処法

起床時に肩こりが強まっていたり、首がなんとなく痛くて重いと感じる場合、どのようなことに対処したら良いでしょうか? 山田先生は、睡眠姿勢が大きく影響を及ぼしている可能性があると指摘します。

「まずは枕の見直しをしてみてください。その他、敷物の固さや寝間着、掛け物の素材などのも選び方も睡眠環境を整える上では重要です。最小限のエネルギーでスムーズに寝返りが出来る寝具を選びましょう。敷物の固さは腰が沈み込むほど柔らかいもの、腰が反ってしまうほど固いものはやめ、寝間着や掛け物も摩擦が起こるような起毛素材は避けたほうが良いでしょう」

普段気にかけることの少ない寝巻きや掛け物の素材についても、肩こりを遠ざける睡眠環境作りには重要なようです。

玄関マットで枕作り

睡眠環境を少し変えてみるだけでも、肩こりが楽になったと感じる人もいます。この機会にご自身の睡眠環境をチェックしてみてはいかがでしょうか? 最後に山田先生より誰でも自分に合った枕が自宅で簡単にできる「玄関マット枕の作り方」をご紹介いただきました。自分自身の体形・体格に合った寝具環境を整える第一歩として、まずは試してみるとよいかもしれません。

■参考サイト
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※当サイトにおける医師・医療従事者等による情報の提供は、診断・治療行為ではありません。診断・治療を必要とする方は、適切な医療機関での受診をおすすめいたします。記事内容は執筆者個人の見解によるものであり、全ての方への有効性を保証するものではありません。当サイトで提供する情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、各ガイド、その他当社と契約した情報提供者は一切の責任を負いかねます。
免責事項