長年の風雨にも汚れにくく、色あせしにくいタイル
住友林業 住宅事業本部 注文住宅事業部 商品開発部 マネージャー 曽田和義さん
「タイルは、自然素材である“土”からつくられます。高温で焼き上げられることで、非常に強い性質をもつようになり、10円玉で傷をつけようとしても逆に硬貨の方が削れてしまうくらいなんですよ」と語るのは、住友林業 注文住宅事業部 商品開発部の曽田さん。汚れや水にも強く、キッチンやトイレなどの水まわりや外壁など、ハードな条件にさらされる場所で活躍する素材です。
「汚れにくいだけでなく、汚れがついても落ちやすい。タイルの持つこの長所は、外壁材に相応しいと考えています」(曽田さん・以下同)。
新築時はピカピカで綺麗だった外観も、数年経つと薄汚れた感じになり、愛着も薄れてしまう…。せっかくのマイホームが、そんなことになっては悲しいですね。とはいえ、外壁は面積が広く、高いところは手が届きませんから、お手入れをするのも大変。やはり、できるだけ汚れにくい素材を選び、後々のメンテナンスを楽にすることが大切です。
「もともと、汚れに強いと言われるタイルの性能を実験で検証。住友林業では、特に汚れにくいと判断されたタイルを厳選し『美GuardWall』(ビガードウォール)としておすすめしています。新築時に採用されるお客様も年々増えています」。
長い目で見ると、実はコスト面でもお得なタイル
外壁にタイルを採用する場合、気になるのがコスト面。確かに、一般的なサイディングなどに比べて、費用はやや割高になります。しかし、サイディングの場合、10年を目安に塗り替えやシーリングの交換が必要になる場合もあります。その時に100万円単位でコストがかかることを考えると、ほぼメンテナンスフリーなタイルの方が、実はお得なのです。住友林業では、新築時にかかる費用をできるだけ抑えられるよう、形状や施工方法を工夫したタイルを採用しています。
「これからの住まいは、一代限りで建て替えるのではなく、何代も住み継ぐことを前提に建てる長寿命の家。また、住友林業の家は、大地に根ざす木からつくられる家です。そのような家に、自然素材であるタイルの外壁は、とても相応しいと思っています」。
タイルは、丈夫で美しく、年月を経るごとに味わいを増す魅力的な外壁材。新築時には、ぜひ検討されることをおすすめします。