「物々交換」にこだわらない
物より二人の時間を大切に
付き合って5年の彼がいるという30代の女性は、「最近、イベントがマンネリ化している」と言います。最初は相手のことを思って選んでいたプレゼントも、いつの間にか、相手のリクエストを聞いてただ買い物に行くだけになっていたそうです。「ホワイトデーも、バレンタインにあげたチョコレートの回収イベントになっていて、安いプレゼントをもらうと、ちょっと不満に思うこともありました。でも、これがずっと続くのも嫌だなと思って、誕生日以外のプレゼント交換をやめることを提案しました」。すると、彼もとても喜んでくれたそうです。実は、二人とも、贈り物の交換がルーティンになっていることに少し疲れていたのですね。
かわりに、二人で過ごす時間をつくり、自宅でゆっくりディナーを楽しむようにしたところ、以前よりも、お互いへの愛情や感謝の気持ちを感じられるようになったそうです。共に過ごす時間が長くなると、一緒にいられることが当たり前で、ついついイベントや物で愛情をはかってしまうこともあるかもしれませんが、相手と過ごせる時間を一番の贈り物と考え直してみると、新鮮な気持ちでお互いを見つめ直せそうです。「今年のホワイトデーは、お返しはいらないから、二人で美味しいものを食べに行かない?」、「たまには、家でのんびりするのはどうかな?」なんて誘ってみると、彼も喜んでくれるかもしれません。