自分の母親を受け入れる
過去への思いは変えられる
小さい頃は、「自分のお母さんは完璧」と思っていたのに、実はそうではなかった。こんな事実も、今の自分を振り返れば、よく分かること。完璧な母親など存在しないのですから。
そんな「完璧でないお母さん」を受け入れてあげる、さらには、
「お母さんも一生懸命だったんだ。必死だったんだ」
と、今、自分が母親になった立場で分かってあげる
この「許し」が、お母さまとのわだかまりを溶かしてくれる効果があります。
母親をしているときはみんな必死。その必死さが、時に子供には辛く感じられることもある。今の自分と重ねあわせれば、きっと理解しやすくなります。
大事なのは「今」
私が普段、講座やご相談などでお会いするママ達の中にも、お母さまとのわだかまりで悩んでいる方はいらっしゃいます。そんなとき、私はいつも、「過去は変えられないけれど、今の思いなら変えることができます」
とお伝えします。
つまり、過去の思い出は変えられないけれど、過去の思い出をどう思うかは変えられるのです。
「変えられないことに目を向けるよりも、変えられることを変えていく」
とても前向きな考え方ですよね。
自分が母親になった瞬間から、自分の母親との新たな関係も同時にスタート。これまでの「お母さん」の顔に加え、おばあちゃんの顔、そして、1人の母親としての顔を上手に付け加えながら、いい関係を築けると、これまでのわだかまりがウソのように消えてなくなってくれます。