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愛犬と楽しくクリッカートレーニング!-3(3ページ目)

クリッカートレーニングの3回目です。前回の復習をしながら、「キューのつけ方」「シェイピングについて」などを新しく学んでいきましょう。

大塚 良重

大塚 良重

犬 ガイド

犬専門ライター歴25年以上。1頭の犬との出会いが人生を変える。愛犬への感謝を胸に、ライターへと転身した後、犬専門月刊誌や新聞での連載や、取材記事、書籍、一般雑誌、web等で執筆。特に犬の介護、シニア犬、ペットロスはライフワークテーマで、「犬と人との関係」に最もアンテナが動く。信条は、“犬こそソウルメイト”。

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“ルック”を強化し、それにキューをつけてみよう

犬の視線が合ってない状態
 
この写真では、犬との視線が合っていません。犬の様子をよく観察し、自然と視線が自分に向くのを待ちます。この時、自分自身が硬くならないように。硬くなればマインドもフリーズし、それは犬にも伝わります。あくまでも気楽な気持ちで。

犬と視線が合った状態
 
犬が飼い主(自分)を見上げ、視線が合いました。すかさず、クリック! 犬がじ~っと見ていなくても、ほんの0.01秒ぐらい見ただけでも構いません、クリックしてください。連続的にならない限り、クリッカーは豊富に鳴らしてあげた方がいい結果を望めます。

タイミングよくご褒美を
 
クリッカーを鳴らした後は、タイミングよくご褒美(この場合はおやつ)を。クリッカーを鳴らすのと、ご褒美をあげるタイミングが同時にならないよう、あくまでもセパレートな関係にあることを意識して。

飼い主を見る(“ルック”)ことが多くなった
 
どうしたらクリッカーが鳴るのか、犬が充分に理解できたかどうかを観察してください。概ね、1分間に10回以上、“ルック”の行動が見られるようになり、完璧に理解できたなと思えたら、キューをつけ始めるタイミング。

キューをつける
 
この例では、キューには言葉を使います。最初の段階では、犬が飼い主(自分)を見た瞬間に「ルック」と言います。視線が合ったなら、クリッカーを鳴らすのとご褒美を忘れずに。

キューを出すタイミングを徐々に前倒しに
 
徐々に、キューを出すタイミングを行動が起こっている最中から、行動が起こる直前、行動が起こっていない時、というふうに前倒しにずらしていきます。最終的に、犬がこちらを見ていない時に「ルック」と言うようにします。

キューに反応して“ルック”
 
犬が「ルック」のキューに反応して飼い主(自分)を見ました。クリッカーを鳴らし、ご褒美をあげてください。このように行動とキューとを結びつけていきます。

では、次に、シェイピングという考え方について。
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