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若くても株をやった方がいい3つの大切な理由(2ページ目)

NISAが好調で盛り上がる投資の業界ですが若い人が投資しないのが悩みの種の様子。業界とは違う立場で考えると「若くても株をやっておいたほうがいい理由」が3つほどあります。

山崎 俊輔

執筆者:山崎 俊輔

企業年金・401kガイド

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理由2:早く、長く、経験が積める

成功体験がない、といいますが、そもそも投資で成功するには投資をしていなければなりません。早く投資をしていた人は長く投資をすることになり、成功体験を得る可能性も高まります。

経験は投資において非常に重要なファクターです。ガールフレンドに告白するとき、初めての告白をするケースよりは2~3回の告白経験がある人のほうが、余裕をもって告白ができると思います。余裕があるほうが成功率は高まるでしょうし、過去の失敗を糧にしたことで成功に近づく可能性も上がります。

投資においても同様で、投資の理論や相場観と同じくらいメンタルが重要な要素となってきます。メンタルでの不安は投資の失敗を招く可能性を高めてしまいます。そして、「精神的余裕」は経験が作るといってもいいでしょう。

初めて株を買うと、誰でも株価の推移が気になります。売る予定もないのにYahoo!ファイナンスで何度も株価をチェックしたりします。ハツカノのメールが来ないか何度も再受信するのと同じレベルです。

しかし、そこを乗り越えないと投資の余裕は生まれてきません。50代になって「ドキドキ投資デビュー!」なんてやるくらいなら、20代ないし30代のうちに経験しておいたほうがいいにきまってます。むしろ経験しながら成功体験を待つ発想を持つのです。

理由3:チャンスがいつくるかなんて分からない

最後の理由はブラックジョークに思える人もいるでしょうが、実はとても重要な理由です。そもそも「いつ株価が上がるか」正確に予見できる人はいません。いろんな論者がいますから、たまたま予想が的中する人はいますが、「何%上がるか」「何月から何カ月続くか」まで当てられる人はいないのです。

チャンスがいつくるか分からないとしたら、「今から成功するから投資をスタートしなさい」というアドバイスは不可能です。少額で早くから投資を続けることで、投資で儲かるチャンスが転がり込んでくるのです。昨年の日本株は大きく値上がりしましたが、2~3年前から株式投資をしていた人が一番大きく成功体験を得ることができました。

最悪なのは、ちょっとチャレンジしては損が出たので売ってしまい、あきらめてしまうタイプです。こういうタイプは株価が上がる頃にまたチャレンジしては短期で失敗してはまた手を引く、の繰り返しになります。これではいつまでたっても儲けることができません。

チャンスに備え成功体験を得たければ、若いうちから投資をしておくほうがいいのです。

無関心の壁だけがハードル 興味を実行に

確かに「無関心」は大きなハードルです。また、もうひとつのハードルは「無実行」です。コラムや本を読んでも実際に証券口座を開いてお金を入金し、何か買ってみないことには投資経験はスタートしないのです。

もし、あなたが投資に興味がある未経験の若い世代であれば答えは単純です。とにかく実行してみるのです。すでに述べたとおり、すでに説明したとおり、金額を少なくしておけば、未熟さによる失敗も大きなダメージにならずにすみます。経験を積みながら、投資金額も増やしていくといいでしょう。
(金融機関の人は売り上げが成績になりますので、「投資金額は少なくてもいいんですよ」となかなか本音のアドバイスをしてくれません。投資金額の決定は、自分を守る意味でも重要なポイントになります)

ぜひ、興味を実行に移してみてください。とてもおもしろい投資の世界に近づくことができるはずです。
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