簿記検定/日商簿記検定試験の対策

問題を解いてみよう!日商簿記検定3級(第3問)

理解が出来ても実際の問題が解けるとは限りません。期中の仕訳が間違えずに行えているかどうかを、T字フォームを使っての集計方法利用して確認してみましょう。

高野 博幸

執筆者:高野 博幸

簿記検定ガイド

問題練習

それでは、今回は第3問対策です。
第3問は「合計試算表」、「残高試算表」、「合計残高試算表」のいずれかの作成が主になります。これらの試算表の特徴は、以前の記事で解説した通りになりますので、どういったものではあるかはよく確認をしておいて下さい。

いずれの試算表が出題されてもゴールの形が多少ことなるだけで、そこに至るまでのアプローチの仕方は同じになります。

結局は、期中の仕訳が間違えずに行えているかどうかが問題になります。ですので、今回は、その期中の処理がしっかりと行えているか、T字フォームを使っての集計方法を練習してみましょう。

問題

次の取引に関して売掛金の推移についてのT字フォームを作成し、残高試算表に記入する場合の売掛金の金額について求めなさい。
なお、売り上げはすべて掛けで行われている。

1月1日時点の売掛金残高
150,000円

1月16日
売上  A商店 42,000円
1月15日に当社の普通預金口座に53,000円振り込まれたが仮受金として処理していたが、これについては、B商店に対する売掛金を回収したものである旨の報告を受けた。

1月23日
売上  C商店 35,000円
D商店への買掛金60,000円を支払うため、同店受取、E商店宛て(引き受け済み)の為替手形を振り出した。

1月30日
売上  F商店  66,000円
G商店から売掛金20,000円が当社の普通預金口座に振り込まれた。
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