【夫婦の雑談テクニックその1】:相手の得意なジャンルで質問する
相手を知り尽くした夫婦間だからこそ、パートナーの「好きな物」「詳しい物」も熟知しているはず。まずはそれに関連した話題を投げて、相手が自分から進んで話したくなるような環境作りをしましょう。
例えばサッカー好きには「今晩のサッカーの日本代表の試合、何時からだっけ?本田は出るかな?」などの質問。
ポイントはたとえ試合開始時間を知っていたとしても、相手に質問を振ること。それにより相手の「教えてあげたい」と言う欲求を刺激します。さらに好きな選手について「語りたい」という相手のツボをくすぐってあげることで、話題が盛り上がる環境が整います。
【夫婦の雑談テクニックその2】:あえて違う立場をとる
ビジネス上の雑談では、相手の意見に合わせて話を展開させるのが基本。
「東京でのオリンピック開催が決まって、よかったですねぇ」と言う話題だとしたら、そのままそこに乗っかって「そうですね。御社の業界でも、オリンピック効果は望めそうですか?」などと、先方の意見を肯定し、そこからさらに話の盛り上げを狙います。
ところが、夫婦の場合はあえて逆の意見をぶつけてみるのも効果的。同じオリンピックの話題に対しても「そうかなぁ。収支が赤字になる開催国もあるから、東京にとってリスクも大きいかも?」などと、軽く反対意見を述べてみます。この方が、単純な「そうだね」という肯定よりも、話題の展開パターンが増え、会話が続く可能性が増えます。
大事な点は、「軽い否定」にとどめること。「そんなことあるわけない」などと、相手の意見の全面否定をしてしまうと、相手が会話を続けたくなくなってしまう可能性があるので要注意。
【夫婦の雑談テクニックその3】:共通体験に誘う
これは、ビジネス上ではあまり使わない、夫婦間ならではのテクニック。どうしても話題がないときには「ねぇ、ご飯食べたら、○○のDVDを一緒に見ない?」など、まずは一緒に何かをすることを誘ってみましょう。夫婦で共通体験をすることは、そこから話題が広がる大きな可能性あり。まずは、一緒に過ごす時間を作る環境作りをしてみましょう。
もし、何か共通体験に誘うことが難しい場合は、とりあえずラジオをつけてみることでもOK。ラジオは別のことをしながらでも聞けるので、お互いが別のことをしながら、「一緒にラジオを聴く」という共通体験が、あまり意識せずにできます。
ラジオから「音」が出てくることで、まずは沈黙の時間を過ごす心配がなくなり、気分的に楽になれるでしょう。「音」と言う意味ではお気に入りのCDでもいいのですが、CDはすでに知っている曲しか流れず、話題のきっかけになりにくいです。その点、ラジオを一緒に聞く方が、知らない曲が流れたり、DJが常に新しい話題やニュースを伝えてくれるため、会話のきっかけを作りやすくなります。
もちろん、TVでもいいですが、TVの場合、二人とも黙って番組に集中しがちなので、逆に会話が途切れてしまう恐れあり。TVは「会話のネタ提供道具」と割り切って、そこからたくさんの話題を切り出すよう、意識しましょう。
雑談力は夫婦の会話を増やし、結果として絆を深める大切なスキルです。ぜひ、雑談力を磨いて、夫婦のラブ度をアップさせてくださいね。