簿記検定/日商簿記検定試験の対策

問題を解いてみよう!日商簿記検定3級(第4問)(2ページ目)

理解が出来ても実際の問題が解けるとは限りません。今回は第4問対策として頻出論点である「伝票会計」のアウトプット練習をしてみましょう。

高野 博幸

高野 博幸

簿記検定 ガイド

大手資格予備校で会計系資格の講師を務める公認会計士・税理士。大学在学中に、簿記検定1級・2級、税理士試験簿記論・財務諸表論、公認会計士試験に合格し、税理士法人、資格スクール講師の経験を経て、現在、医療系に特化した会計事務所を開設。

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解答及び解説

まずは、取引全体の仕訳を考えてみましょう。
もともとは、5伝票制でしたので仕入はすべて買掛金で処理され、さらに現金で買掛金を支払っていることがわかります。

ですから、
  仕 入  250000 / 買掛金  250000
及び
  買掛金  50000 / 現 金  50000
の2本の仕訳が想定でき、さらにこれらを合わせると
  仕 入  250000 / 現 金  50000
                             / 買掛金   200000
となります。

あとは、これをもとに(1)取引を現金仕入と掛仕入に分解して処理する方法と(2)いったん全額を掛けによる取引として処理する方法、それぞれで考えていけばよいわけです。

(1)取引を現金仕入と掛仕入に分解して処理する方法については、

解答

解答


(2)いったん全額を掛けによる取引として処理する方法については、

解答

解答


となります。

いかがでしたでしょうか。伝票の使い方は確認できたでしょうか。
難易度の高くない伝票問題が出題されたら是非とも得点源にしたいところですからしっかり練習しておきましょう。

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