楽しいはずだった結婚準備。来たるXデーに向けて、気分は最高に盛り上がるはずだったのに…。実は、結婚式準備の過程で、彼、彼女の「違う面を見てしまった!」と告白するカップルが多いことをご存じですか?

結婚準備の“やりすぎ”事例・その2は、結婚式の現場で「あ…」という場面を見てきたウェディングプランナー、こっそり告白してくれた体験者などのお話をご紹介します。


友人との競争心が招いた“やりすぎ”

ブーケ

こだわりすぎるとコストが跳ね上がるのがドレスやテーブル装飾に使う生花

女性の初婚年齢もだいぶ上がってきていますが、やはり30歳前後は同年代の結婚ラッシュのピーク。さらに結婚式の人気時期はジューンブライドの6月や、気候が良く晴天が多いと言われる10.11月に集中しますので、今週はAさん、来週はBさんの結婚式…なんてこともなくはない話。運悪く友人と挙式日が近くなってしまったら、やはり相手の結婚式の内容は意識せざるを得ません。

とはいっても、プロフィールビデオを頑張って作ったり、一人ひとりに手書きのメッセージを書いたり…など、できることは結構、似かよっているもの。そうなると、花嫁的に気になるのは、ドレスのタイプやお色直しの衣装、テーブル装花や引出物選び…などなど、パッと見の印象を左右し、自分のセンスを問われるものになってきます。

なんとか違うものに、少しでもランクが上のものに、できれば「さすがセンスが違うね」なんて言われたいというのが乙女心というもの。その気持ちはわかるのですが…。

「最初は二人で予算を決めて無理のない範囲に…なんて話していたのに、打ち合わせの回数を追うごとに彼女がだんだんエスカレートしていくのがわかって。思えば会社の同期の結婚式に出たあたりから様子が変わってきたんです。それも料理や引出物のように出席者に直接関係するものじゃなくて、テーブル装花を高級な花にしたいだとか、最初はドレス1着で通すと言ってたのにお色直ししたいと言い出して、それにあわせてヘアスタイルやブーケはもちろん、僕の衣装も替えろってことになり…。」
結婚準備をしていくうちに彼女の違う面が見えてきたというNさん。

「それでも彼女がそうしたいなら、と思っていたのですが、友人数人にブラズメイドやアッシャーをお願いして、その衣装も用意すると言い出したときには、ちょっとやりすぎじゃないかと言いました。その演出を入れたほうがオシャレだし、外国っぽいし…と彼女は言うのですが、正直予算オーバーでした。彼女もその場は納得して収まったと思ったのですが、翌日、メールがきて、親に相談したらお金を出してもらえることになったから大丈夫!と。おいおい大丈夫って問題じゃないだろ…って感じで、急激に冷めていったのを覚えてます。

結婚して、いろいろな付き合いや子どもの受験などがあるたびに、こうやって周囲と比較しエキサイトしちゃうのかなと思うと、ちょっと面倒くさい気分になりましたね。」

結婚式は、周囲と比較してもキリがありません。もちろんブライズメイドやアッシャーが二人の結婚式のコンセプトにあう大事なポイントならばそれもOK。でも、誰かより豪華にしたいからというだけの理由なら、もう一度冷静になって考えたほうがよいかもしれません。二人ならではのおもてなしとは何なのか、本質を見失ってはいけません。