大理の見どころ

雲南観光のトランジット都市である昆明から車で4時間、飛行機なら1時間弱のところにある大理は、ペー(白)族が多く住む街です。「古城」や「三塔」といった古い文化と、「蒼山」や「ジ(さんずいに耳)海」といった雄大な自然が主な見どころとなります。

「大理古城」

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大理古城。奥に見えるのが蒼山。

7世紀にできた南詔国の都だった「大理古城」は、現在も部分的に城門や城壁が残されており、当時の面影がしのばれます。とはいえ基本的には「麗江古城」同様、中国にありがちな観光スポットと化しており、お土産屋やカフェ、民宿などが多数並んでいます。

「麗江古城」と比べると、街のスケールが大きいためか観光客でごった返すことはまれで、割とゆったりとした気分で過ごすことができます。その意味では「麗江古城」より好感が持てる街です。カフェで寛いでいると、ペー族の民族衣装を着た行商のおばさんたちから特産である銀製ブレスレットを買わないかなどと話しかけられることもあります。

「大理古城」は立地が良く、すぐ西側に「蒼山」がそびえ、すぐ東側に「ジ(さんずいに耳)海」があるほか、唐時代からある有名な仏寺「三塔」も、車に乗れば10分程度で行くことができます。

湖のほとりにある「才村」

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「才村」の湖畔に建つ民宿には、まさにパノラマで湖を見渡せる部屋がある。

大理の自然を存分に味わいたいなら、「ジ海」に訪れることをおすすめします。「大理古城」の東端からなら、歩いてでも「ジ海」に行くことができます。古城から湖に向かって東に進むと、突き当たったところに「才村」という村があります。風景が抜群なことから、湖に沿ってしゃれたブティックホテルが並んでいます。

才村は、雄大な湖を眺めることができるほかにもボートに乗ることができたり、湿地帯を散歩することができたりなど、通な観光客に人気のスポットとなっています。訪れる観光客はまだそれほど多くないため、古城から来るとその閑静さに癒されます。ただし、湖から吹いてくる風がやや強いのが玉にキズです。

最近注目されている観光スポット「双廊」

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ジ海と蒼山を同時に見渡せるロケーションの「双廊」。

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双廊には古い文化がそのまま残っている。

大理の魅力はその自然に加えて、当地に多く住む少数民族・ペー族の文化が味わえるところにあります。 観光地化された「古城」はどうしてもニセモノ感が漂ってしまいますが、「ジ海」の東側にある村「双廊」は、ペー族文化が今でも濃厚に感じられる場所となっています。白い壁に青い絵の具で絵が描かれた建築や、カラフルな民族衣装などは、古城でも見られますが、「双廊」ではそれらが今まさに息づいているようなリアルタイム感があるのです。

また湖の東側に位置することから、「ジ海」と「蒼山」を同時に見ることができるという贅沢なロケーションであるのも、この地を貴重なものとしています。ただ古城から車で1時間以上かかるのが、ちょっと面倒なところです。

「双廊」は、国際的舞踏家であるヤン・リーピンが個性的なデザインホテルを作ったことからにわかに注目され始めました。有名人がお忍びで訪れるような、知る人ぞ知る観光地だったのが、今ではヤン・リーピンのホテルを模倣したホテルや民宿が多数建てられ、かなりのにぎわいになっています。

おすすめホテル

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「楊麗萍芸術酒店」。大理の自然と文化を最大限に活かしたデザインとなっている。全室メゾネットタイプ。

大理を訪れる人の多くが、麗江同様に古城内にある「客棧」と呼ばれる民宿に泊まります。それ以外のホテルではめぼしいものが少ないのですが、今後ヒルトンを始め複数の国際ホテルチェーンの開業が予定されています。

個人的には、ヤン・リーピンが作った双廊にある「楊麗萍芸術酒店」がおすすめです。1泊4000元ぐらいする上、機能性にやや難がありますが、それを上回るほど素晴らしい自然環境、見事な調度品、建築に囲まれ、贅沢なひと時を過ごせます。

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