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北海道の冬を堪能!網走に流氷を見に行こう

真冬の北海道。日中の最高気温が氷点下なんていう「真冬日」が続き、まさに凍えるような寒さですが、冬だからこその楽しみもたくさんあります。「流氷観光」もそのひとつ。今回は網走市にスポットをあてて、「流氷観光」と「映画のロケ地」としての魅力をご紹介します!

執筆者:鹿島 千穂

網走で「流氷観光」と「映画のロケ地めぐり」を楽しもう

おーろら号

流氷砕氷船おーろら (C)網走市役所観光課

みなさんは、真冬の北海道に来たことはありますか? 気温は昼間でも氷点下という「真冬日」(本州、四国、九州や沖縄では「真夏日」は耳にしますが「真冬日」はなかなかないですよね)が続き、「冷凍庫の中にいるみたい!」という表現も大げさではないほどの凍えるような寒さですが、冬だからこその楽しみもたくさんあります。「流氷観光」もそのひとつ。今回はオホーツク沿岸の街、網走市にスポットをあてて、「流氷観光」と「映画のロケ地」としての魅力をご紹介します!


豊かな自然の宝庫、網走市へ 

能取湖

能取湖のサンゴ草 (C)網走市役所観光課

オホーツク海に面する網走市。最寄りの空港は女満別空港で、ここからですと車で約30分。札幌からは、札幌駅と網走駅を結ぶJRの特急列車で約5時間20分、高速バスだと約6時間で到着します。

網走市には湖が多く、ワカサギ釣りで有名な網走湖、ラムサール条約に登録されている檮沸湖(とうふつこ)、サンゴ草が群生する能取湖(のとろこ)などがあり、貴重な自然の宝庫。オホーツク海沿岸は比較的雪の少ない地域ですが、最も寒い2月には、氷点下20度近くまで気温が下がることもありますので、冬の観光は寒さ対策を万全にしてお出かけくださいね。


流氷はオホーツクの冬の風物詩

流氷

オホーツク海の流氷 (C)網走市役所観光課

そもそも流氷ってどこからやって来るのかご存知ですか? 流氷は、中国とロシアの国境を流れるアムール川からオホーツク海にそそぐ水が氷結し、これが北寄りの風や海流にのって徐々に南下しながら、大きく成長したもの。長い長い旅を経て、毎年1月下旬頃、オホーツク海沿岸に姿を見せるのです。


 

能取岬の流氷

接岸した流氷 (C)網走市役所観光課

ちなみに、沿岸から流氷を肉眼で確認できたそのシーズンの最初の日を「流氷初日」というのですが、網走市では平年1月20日前後。接岸した最初の日は「接岸初日」、漂っている流氷の割合が5割以下となり船の航行が可能になるのが「海明け」、さらに沿岸の海から流氷が消えるのを「流氷終日」と呼び、これが3月下旬から4月中旬くらい。流氷が現れてから消えるまでの「流氷期間」は平年81日間ですので、この期間を逃さないように旅の計画を練ってくださいね。

 

流氷砕氷船「おーろら号」で流氷を体感!

おーろら号

流氷砕氷船おーろら号

網走まで来たら、流氷を間近で体感できる「流氷砕氷船おーろら号」に乗るのがオススメです。砕氷船は前進しながら氷の上に乗り上げ、船体の重さで氷を割りながら進むため、氷を割る音や振動が船上に直に伝わってきて、迫力満点! 1階と2階の客室の窓からももちろん見られますが、せっかくここまで来たんですから、寒くても展望デッキに出て、オホーツクの海風を肌に感じながら、ダイナミックな体験をしてみてくださいね。

 

氷上のアザラシ

アザラシは天敵の少ない氷上で子育てするそう (C)網走市役所観光課

およそ1時間のクルーズの間、運が良ければ、流氷の時期に合わせてやってくる野生動物たちのかわいらしい素顔が見られるかもしれませんよ。

 
<DATA>
流氷砕氷船おーろら号
住所:北海道網走市南3条東4丁目5の1 道の駅(流氷街道)
電話:0152-43-6000(道東観光開発)
営業時間:9:00-18:00
2018年1月20日から4月3日まで毎日運航
料金:大人3300円、子供1650円
アクセス:JR網走駅から直行バスで10分
ホームページ:www.ms-aurora.com/abashiri/
地図:Yahoo!地図情報
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