岡本太郎をテーマに、さまざまな場所にお出かけしてみませんか?
岡本太郎の展覧会
■太陽の塔内部展示『生命の樹』再現(岡本太郎記念館)岡本太郎記念館で行われる生誕100年の記念イベントは、かつてこの場所で構想が練られていた『太陽の塔』にまつわるもの。
現在も多くの人々に愛されている『太陽の塔』、実は中に入れるようになっています。万博に来た人々は、まず太陽の塔の地下部分(現在は閉鎖)から入場し、内部の展示を見ながらゆっくりとエスカレーターを上り、腕部分にあった開口部(いまは閉じられています)から広い万博会場へ降り立つように導線が作られていました。
太陽の塔内部にあったモニュメントが『生命の樹』。生命の進化を一望できるモニュメントとして、さまざまな生命体の模型が展示されていました。現在、『太陽の塔』の内部は特別なイベントなどがあるときのみ、特別に閲覧が可能となっていますが、一部の作品が撤去され、当時そのままの状態で見ることができません。
その『生命の樹』が、岡本太郎生誕100年を機に20分の1のスケールで復元され、岡本太郎記念館で展示されることになりました。制作に携わるのは精巧な模型制作で定評のある海洋堂。縮小されているものの、強いインパクトはそのまま。
あわせて、2010年の調査で新発見された『生命の樹』のデッサンが初公開されます。40年前の熱い熱気が青山に再現。こちらも必見の展覧会です。
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展覧会名:岡本太郎生誕100年第一弾企画展 「生命の樹」展
会場:岡本太郎記念館
会期:2011年2月23日(水)~2011年6月26日(日)
岡本太郎記念館のデータは前ページをご覧ください。
■生誕100年 岡本太郎展(東京国立近代美術館)
岡本太郎の激しい生涯を「対決」というキーワードで7つの章にわけ、そして紹介する大回顧展です。『森の掟』をはじめとする絵画作品や、『縄文火焔土器』などの写真、そして彫刻、デザインにわたるまであらゆる分野に携わった岡本太郎の痕跡が一同に会します。
国立東京博物館で岡本太郎に「再発見」されるまで、縄文土器は考古学の資料としてのみ考えられていました。太郎は縄文土器との出会いをきっかけに、日本全国で埋もれていたさまざまな日本の美を掘り起こし、古来の日本には「わび」や「さび」だけでなく、さまざまな美の軸があることを写真や文章なども駆使し、広く人々にアピールしていきました。
執筆活動と並行し、太郎は『明日の神話』などの大作を制作。さらに大阪万博のテーマ館展示プロデューサーにも就任し、活動はますます活発になっていきます。
大阪万博のシンボルとして「ベラボーなもの」なものをつくる、そう宣言した岡本太郎は宣言通り、ベラボーな『太陽の塔』を発表しました。当初は賛否両論あった『太陽の塔』ですが、多くの人々の運動により永久保存が決まりました。展覧会では『太陽の塔』がどのようなプロセスで完成したのかがわかる構想スケッチなどを見ることができます。
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展覧会名:生誕100年 岡本太郎展
会場:東京国立近代美術館
会期:2011年3月8日(火)~ 5月8日(日)
生誕100年 岡本太郎展 公式サイト
住所:東京都千代田区北の丸公園3-1
TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
開館時間:10:00~17:00(金曜日は20:00まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌日休館)、年末年始、展示替期間
※会期中、3月21日(月)、3月28日(月)、 4月4日(月)、5月2日(月)は開館、3月22日(火)は休館
公式サイト
東京国立近代美術館は東京の美術館でも紹介しています。
岡本太郎にまつわるイベント、ドラマ
■バースデーイベント「TARO100祭」(ライブ 六本木ヒルズアリーナ)
2011年2月26日が岡本太郎100回目の誕生日。この日、六本木ヒルズアリーナで岡本太郎をリスペクトしてやまないアーティストたちが集結。音楽で生誕100年を祝います。入場は無料なのもうれしい!
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開催日:2011年2/26(土)
開催場所:六本木ヒルズアリーナ
開催時間:13:00~19:30(開場12:00・入場無料)
※雨天・荒天の場合は中止
出演:OKAMOTO’S/田島貴男/Salle Gaveau/鼓童/
詳細は岡本太郎生誕100年記念事業公式サイトに掲載予定
■『TAROの塔』(ドラマ)
破天荒な岡本太郎を松尾スズキが、その太郎を支え続けた養女、岡本敏子を常盤貴子が演じます。少年時代やパリ時代のお話も登場してくるそうです。
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放送予定:2月26日~3月19日
放送局:NHK総合 毎週土曜 21:00~21:53ほか〈全4回〉
ドラマ『TAROの塔』公式サイト
このほかにも、さまざまな岡本太郎イベントが開催される予定。
2011年は岡本太郎イヤーになりそうです!
■公式サイト
岡本太郎生誕100年記念事業公式サイト