介護福祉士/介護福祉士試験について

介護福祉士試験に向けて10 障害の理解

介護福祉士試験の出題範囲から「ここはおさえておきたい」というポイントをご紹介します。通勤途中などの空き時間などにご活用ください。

小山 朝子

執筆者:小山 朝子

介護福祉士ガイド

ノーマライゼーションの本当の意味を知っていますか

「ノーマライゼーション」という言葉、福祉に関心のある方なら一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

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障害者のニードに合わせた援助、教育、訓練を提供する

ノーマライゼーションの父と言われているのが、デンマークのバンク・ミケルセンです。彼は、「ノーマライゼーションは、知的障害者をいわゆるノーマルな人にすることを目的にしているのではない。ノーマライゼーションとは知的障害者をその障害とともに受容することであり、彼らにノーマルな生活条件を提供することである。障害者個人のニードに合わせた援助、教育、訓練を含めて、他の市民に与えられているのと同じ条件を彼らに提供することを意味している」と述べています。

ノーマライゼーションという言葉が世界で意識されはじめたのは、国際連合で1981年の1年間を国際障害者年とし、障害者の「完全参加と平等」といテーマを打ち出した頃からです。

続いて、障害者の定義についても触れておきましょう。

身体障害者は、身体障害者福祉法で、身体上の障害がある18歳以上で、都道府県知事から身体障害者手帳の交付を受けた者と定めています。

身体障害者福祉法で、視覚障害、聴覚・言語障害、肢体不自由とともに障害分類のうちの一つとして規定されているのが内部障害です。内部障害は、疾患などによって内臓の機能が障害され、日常生活活動が制限されることです。内部障害の疾患や療養方法についえは、過去の試験で出題されました。

次のページでは前回の予習問題の解答が見られます。
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