2014年春夏シーズンのトレンドカラー10選
PANTONEの“FASHION COLOR REPORT SPRING 2014”では、ラディアント・オーキッドの他に、ダズリング・ブルー、カイエンなど、注目すべきカラーとして10色がピックアップされています。
PANTONE社の“FASHION COLOR REPORT”は、毎年、春と秋に開催される「ニューヨーク・ファッション・ウィーク」のリポートとして発表されます。“FASHION COLOR REPORT SPRING 2014”では、上記の10色がピックアップされました。今回は、このリポートをふまえて、冬から春へのカラーコーディネートを提案いたします。
【CONTENTS】
Page1:カイエン:唐辛子のようなレッドを主役に
Page2:サンド:明暗のコントラストで着こなす春ベージュ
Page3:フリージア:スポーツテイストを楽しむイエロー
Page4:ダズリング・ブルー:色みに変化をつけるブルー・オン・ブルー
Page5:セロシア・オレンジ:インパクトのあるトライバル柄を楽しむ
カイエン:唐辛子のようなレッドを主役に
「カイエン」は、赤く熟した唐辛子の実の色にちなんだ色名です。ポルシェのSUV「カイエン」も赤唐辛子にちなんだ車名で、「痛快」「冒険心」「生きる喜び」などを表わす代名詞として親しまれています。これからのシーズン、赤を主役にしたコーディネートは、ピリっと辛い香辛料のような子気味よさを意識したいですね。
ラグ・アンド・ボーンの鮮やかなレッドカラーが印象的なウールコートは、トレンドのオーバーサイズシルエット。ジップの使い方がユニークなデザインですが、全体から受ける印象は洗練されています。ウールとコットンとリネンの混紡なので、シーズン長くお召しになれるでしょう。
インパクトのあるコートには、シンプルなブラックデニムが◎。1997年、スウェーデンで設立されたアクネは、デニムからスタートしたブランドということもあって、ジーンズには定評があります。色落ちしたような黒は、こなれた雰囲気を醸し出します。
黒と黒を重ねるときは、異なるテクスチャを合わせるとお互いのよさが引き立ちます。黒いカーフスキンのブーティーは、足元をぐっと引き締めてくれるでしょう。
次は、明暗のコントラストで着こなす春ベージュを見ていきましょう。