株式市場のアノマリー
まいど、相場の福の神こと藤本です。株式相場にはさまざまなアノマリーがあります。理論的には、説明できないが過去に同じようなことが起こることが多いことです。2014年今年の日経平均株価が年間を通じて下落する確率が、2011年の楽天イーグルスの田中将大投手の勝率と同じというアノマリーがあります。そのアノマリーとは……?年初5営業日の値動きで年間の動きを占う
そのアノマリーは、「年初5営業日間で日経平均株価が上がれば、年間も上がり、逆に下がれば、年間も下がる」ということです。こちらが、バブル崩壊以後の日経平均株価の年初5営業日の騰落幅と年間の騰落幅です。それぞれ、上がれば○、下がれば×を入れています。
○○または××と同じであれば、勝ち、○×または×○と違えば、負けとすると、19勝5敗になります。勝率79.2%と非常に高い勝率です。コレだけ高いと、「年初5営業日間で日経平均株価が上がれば、年間も上がり、逆に下がれば、年間も下がる」のはアノマリーといえそうです。
19勝5敗は、2011年のマー君と同じ
プロ野球のピッチャーの勝敗に当てはめてみると、楽天イーグルスの田中将大投手が2011年に初めて最多勝を取ったときと同じです。昨年の24連勝ほどの神がかり的な記録ではありませんが、19勝5敗だと、田中投手が先発したときは、楽天はほぼ勝てる状況といって差し支えないでしょう。今年は、非常に残念ながら、年初5営業日で379円25銭も下げてしまったので、年間の騰落幅も下げてしまう確率は、19勝5敗の2011年の田中投手の勝率と同じ位の確率の可能性がありそうです。
アノマリーとは
アノマリー(英語:Anomaly)とは、ある法則・理論からみて異常、または説明できない事象や個体等を指す。科学的常識、原則からは説明できない逸脱、偏差を起こした現象を含む。すでに説明できるようになった現象でも、アノマリーあるいは異常という名称がそのまま残ったものも多い。(出典:ウィキペディア)年初5営業日の値動きだけで、その1年間の値動きが決まるはずも無く、特に根拠がある訳ではありません。しかしながら、過去に起こったことは、事実なのでより注意して今年の株式相場に臨みたいですね。*本サイトで紹介する意見や予測は、筆者個人のものであり、所属する証券会社の意見や予測を表わすものではありません。また、紹介する個別銘柄の売買を勧誘・推奨するものではありません。投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。
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