大手メーカー各社からノンアルコールのビールテイスト飲料が発売されて久しいですが、ビールと違い、各社原材料もバラバラで味もかなり特徴があります。そこで大手メーカー4社のビールテイスト飲料を飲み比べてみました。

飲み比べて比較

各メーカーのビールテイスト飲料

各メーカーのビールテイスト飲料(左から、キリンフリー、サントリー オールフリー、アサヒ ドライゼロ、サッポロ プレミアムアルコールフリー)

キリンビール キリンフリー
0.00%のノンアルコール飲料として、最初に発売されただけあり、変な特徴を感じません。何度かのバージョンアップを経て、すっきりと飲みやすい飲料になったようです。

サントリー オールフリー
麦芽の香りの後に、酸味のような味を感じますが、飲み続けると気にならなくなります。味わいは薄い印象です。

アサヒビール ドライゼロ
液体の色は一番濃く、ビールっぽいですが、麦芽をまったく使っていない飲料です。味わいも甘さがあり、ジュースのようです。

サッポロビール サッポロプレミアム アルコールフリー
唯一、原材料に酵母と書かれており、アルコール醗酵させない方法で造られたそうです。ビールの製造過程で出来るジュースのような味わいがあります。

キリンビール キリンフリー

キリンビール キリンフリー

どれもビールの代替品として考えると、物足りなくはあるのですが、その中でも一番飲み応えがあり、飲む事に集中できたのはキリンフリーでした。この中では最初に販売され、各社が挙ってビールテイスト飲料を発売するきっかけを作っただけのことはあります。


原材料で比較

次にそれぞれの原材料を見てみましょう。
ビールテイスト飲料の原材料

ビールテイスト飲料の原材料

キリン フリー
麦芽、糖類(果糖ぶどう糖液糖、水あめ)、ホップ、酸味料、香料

サントリー オールフリー
麦芽、ホップ、酸味料、香料、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンC)、甘味料(アセスルファムK)

アサヒ ドライゼロ
食物繊維、大豆ペプチド、ホップ、香料、酸味料、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンC)甘味料(アセスルファムK)

サッポロビール サッポロプレミアム アルコールフリー
麦芽、水あめ、ホップ、酵母、酸味料、香料

どのメーカーも酸味料と香料が入っていることが共通しています。また、ビールの場合、原材料として、麦芽、ホップは必須なのですが、その両方が入っているのは、現状、サッポロプレミアム アルコールフリーだけとなっています。通常、ビールは酵母の働きでアルコールと炭酸ガスを生み出すのですが、サッポロプレミアム アルコールフリー以外はその働き(醗酵)は無しで飲料を造っています。頭で考えて飲むわけではありませんが、ビール好きとしては、よくわからない原材料がたくさん入っているというのは、少し考えてしまうところです。そんな意見もあったのか、キリンフリーは以前は、調味料(アミノ酸)、酸化防止剤(ビタミンC)、苦味料、甘味料(アセスルファムK)などが入っていましたが、現在発売されているものは原材料的にはシンプルになったようです。

大手メーカー以外でも広がる選択肢

国内大手メーカー以外でも、たとえば海外のビールメーカーやクラフトブルワリーでも、麦芽100%のノンアルコールビールがあります。そういう意味では、どういうシチュエーションで飲むのか、どこにこだわるのか、ということで選択肢の数は増えてきていると思います。主に、車で出かけた時などに飲む機会が多そうなビールテイスト飲料ですが、どういったものをラインナップするか、気を遣ってくれるお店が増えてきたら素敵だと思います。

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