携帯用の栄養食やおやつは持参しておきたいですね。
そこで、空腹対策として、菓子パンやカロリーメイトをカバンに忍ばせておくことをオススメします。血糖値を上げて、空腹感を紛らわすのには少量のチョコレートや飴のようなものもいいかもしれません。
とにかく備えあれば憂いなしということでしょうね。
5. 読みたかった本や雑誌を持参する
私がオススメするのは日頃読めない本を持っていくということです。日常の中で読書をじっくり出来る時間はどんどん減っている今、このような待ち時間は貴重な読書時間になりうると思います。
Kindleのような電子書籍を持って、その都度、ダウンロードして読んでもいいかもしれませんね。重くないですし。
クリニックの待ち時間をどのように捉えるのか?
私は不妊専門クリニックで長く待つことはそんなに悪いことではないと思っています。それは腕のあるドクターに診察してもらうための時間の投資だと思うからです。優秀な先生は自分の青春を投げ打って、その分野について学び、研究し続けているような方が多く、不妊治療に情熱を持って取り組んでおられます。その知識と技術を自分のものにし、結果を出すための時間という発想を持って欲しいのです。そして、その拘束された時間もポジティブに捉えることが出来れば、カラダや精神に影響を与えることなく、楽しく治療に取り組めるというものです。
一番悪いケースは「高いお金を払っているんだから、待たせたりせずに、早く治療しなさいよ」という発想です。
世界を見渡しても日本の経済状態と治療費のバランスは極めて適正というか、安いぐらいです。保険診療と自由診療の意味を理解し、その治療にどれだけの手間と設備投資がかかっているかを知ると、そんなに高いものではないと分かると思います。
人気のクリニックのスタッフやドクターに取材するといつも待ち時間で怒る患者さんについて申し訳ないと思いつつ、自分たちが出来る最高の治療のスタイルは崩したくないと言われています。
私もその姿勢は大事だと思います。一人一人を大事にするからこそ、時間もかかるという訳で、自分だけが都合よく診察を受けたいというのは難しいということを理解する必要があると思います。
患者さん側としては自分で自分のココロと行動をコントロールし、どんな状況でもプラスに変えていく姿勢が妊娠力を向上させると感じています。患者としての待ち時間への対応はその一つの試金石とも言えますね。