教育ローン/教育ローンの基礎知識

教育ローンの使いみちはどこまで認められるのか(2ページ目)

教育ローンを借りれば、入学金や学費のほか、自宅外通学の際のアパートの敷金・礼金など、入学準備のための費用にも使えるのでしょうか? その疑問にお答えします。

光田 洋子

執筆者:光田 洋子

貯蓄・教育費ガイド

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最初に融資枠と契約期間を決めて、分割で受けられる教育ローンも

一般的な教育ローンは、1年分の学校納付金や教育関連費が融資の対象となっていて、次の年にも利用したい場合は、改めて申し込み、審査を受けることが必要です。

しかし、当座貸越タイプの教育ローンは、最初に融資の枠と、卒業までの一定期間などを決めて申し込むと、学費の納付時期などに合わせて、その都度、分割で融資を受けることができます。融資枠の範囲なら、学費などの不足分を毎年、少しずつ教育ローンで補うということもできるわけです。

このタイプの教育ローンは、常陽銀行(その都度タイプ)や、りそな銀行(当座貸越タイプ)、武蔵野銀行(奨学ローン/当座貸越・証書貸付併用型)などのほか、一部の信用金庫でも取り扱っています。興味のある人は、調べてみてはいかがでしょう。

どのローンも返済時の負担を考えて、必要最小限に抑えよう

使いみちが幅広く、多めに借りられる場合でも、教育ローンはあくまでも借金です。借りたお金は、元金に利息をつけて返さなければなりません。大半の教育ローンは、在学中は利息のみ支払い、卒業後に元利合計で返済する方式を利用できますが、多めに借りれば返済時の負担が増すことに変わりはありません。

上の当座貸越タイプの教育ローンの場合、必要に合わせて少しずつ借りれば、最初にまとめて借りるよりも支払う利息を軽減できる効果はありますが、それでも最終的に数百万円という金額になれば、毎月の返済額は軽くはありません。

教育ローンは、奨学金の利用と合わせて検討し、不足する分だけに抑えるのが賢明です。

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