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いよいよNISA口座始動!どこに開くのが最適か?

2014年1月より始まる少額投資非課税制度、NISA(ニーサ)。自分に合ったNISA口座を開くためには、NISAについてしっかりと知識を得ておくことが大前提です。NISAを上手に活用する方法をしっかりと学びましょう。

市川 雄一郎

執筆者:市川 雄一郎

証券会社・ネット証券会社ガイド

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2014年から始まるNISAについて学ぼう

2014年1月より、いよいよNISAが始まります。NISAとは、「少額投資非課税制度」の略称でニーサと呼びます。はたしてどのような制度なのでしょうか。まずはNISAについて理解を深め、みなさん自身がどこにNISA口座を開設することがベストなのかを考えてみましょう。知らずにとりあえずという気持ちでNISA口座を開いてしまうと、後で後悔することになりかねません。

NISAとはどんな口座?

nisa

NISAのイメージ(出所:日本証券業協会 剛力彩芽のNISAラクラクWEBより抜粋)

2013年末まで、時限措置として上場株式や株式投資信託の配当金および売却益にかかる10%の軽減税率(復興特別所得は考慮せず)が廃止されます。そしてそれに代わる制度として、2014年1月から始まるのが「少額投資非課税制度」のNISAです。

毎年100万円を上限とする新規の購入分を対象にその配当金や売買益等を最長5年間非課税にする制度です。その投資額は年間100万円まで5年間有効です。よって投資総額の最大500万円までの非課税枠を利用できるようになります。ただし、その年に新規で投資を行わなかった非課税枠を翌年に繰り越すことはできません。

NISA口座は一人1口座

NISA口座は、一人が開設できるのは1口座のみになります。例えば、証券会社と銀行にそれぞれ口座を開設することはできません。

そして非課税枠が利用できるのは、このNISA口座の中で新たに取引したものとなるため、証券会社での一般口座や特定口座で既に運用しているものをNISA口座へ移したりすることもできません。さらに、一度開設したNISA口座を、別の金融機関に変更・開設はできないので、NISA口座開設には慎重である必要があり、とりあえずと軽い気持ちで適当に口座開設してしまうと後から後悔する可能性があります。

利用できる商品は、上場株式、株式投資信託、ETF(上場投資信託)、REIT(上場不動産投資信託)になり、銀行の場合は現在の法律上、株式投資信託だけと考えてください。よって、銀行にNISA口座を開くと上場株式などへ投資することはできなくなります。

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