通話料節約アプリの落とし穴とその対策
「楽天でんわ 通話料半額!」(LTE回線スマホの通話料は各キャリア21円/30秒のところ、楽天でんわは10.5円/30秒)と、大きなPRがあり2013年12月にスタートした楽天でんわ。他の通話料節約アプリにも言えることですが、通話料金だけを比較すると確かに各キャリアの通常の通話料金よりは安い設定になっています。しかし忘れてはいけないのは、各キャリアの通話料には、「家族間無料」や、docomoの「Xiトーク24」であればdocomoへの国内通話が24時間無料、auの「LTEプラン」は1時から21時auへの通話料無料などのサービスもあるからです。
これらを利用していたユーザーの場合、せっかく無料のところを通話料節約アプリを使うことによって有料になってしまいます。
そのため、まず始めにしなければならないことは、支払っているスマホ料金の中で通話料がいくらなのか、誰(どのキャリア)にどれくらい通話をしているのかを把握することです。その上で割高な通話料がかかっている通話に関してのみ、通話料節約アプリの利用をすることをおすすめします。
また、LINEやiPhone Face Timeオーディオなどパケット通信を使って通話するものを使う場合はパケット通信料はかかってしまうので、パケット通信し放題の契約をしていることが必須です。
参考:NTT固定電話から固定電話への通話料金
ちなみに現在のNTT固定電話から固定電話への通話料金は、市内通話8.5円/3分。
市外通話20円/3分(20kmまで)
31.5円/3分(20kmから60km)
42円/3分(60km以上)
(上記は昼間午前8時~午後7時の料金。夜間料金、深夜料金はこれ以下になる)
http://web116.jp/phone/fare/k_to_k.html
携帯電話よりも、固定電話から固定電話にかけたほうが安いイメージがありますが、昼間の料金であれば、今回ご紹介した通話料節約アプリの中で050plusとLaLaCallの場合はLTEスマホからかけたほうが通話料の節約になります。