文化庁芸術家在外研修制度に建築が取り入れられてから約96名の研修者がそれぞれの研修先に赴きました。これまで絵画・彫刻等を中心として発表してきましたが、今年は建築分野も展示に加えて、「未来の家」をテーマに展覧会場をひとつの建築で創り上げています。
文化庁芸術家在外研修の成果
会期:2013年12月14日(土)-2014年1月26日(日)
休館日:毎週火曜日 2013年12月24(火)-2014年1月7日(火)は年末年始メンテナンス休館
開館:午前10時-午後6時 毎週金曜日は午後8時まで(入場は閉館の30分前まで)
会場:国立新美術館 企画展示室2E 東京都港区六本木7-22-2
アクセス:
東京メトロ千代田線 乃木坂駅 青山霊園方面改札 6出口(美術館直結)
東京メトロ日比谷線 六本木駅 4a出口から徒歩約5分
都営地下鉄大江戸線 六本木駅 7出口から徒歩約4分
主催:文化庁 国立新美術館 読売新聞社 アート・ベンチャー・オフィス ショウ
観覧料:一般 1,000円(800円)、大学生500円(300円)
問合せ先:国立新美術館03-5777-8600(ハローダイヤル)
16回目は初めて建築というジャンルを紹介!
文化庁は、将来の我が国の芸術界を支える芸術家を支援するため、若手芸術家を海外に派遣し、その専門とする分野について研修の機会を提供する、「新進芸術家海外研修制度(旧:芸術家在外研修)」を昭和42年度から実施しています。その研修の成果発表である本展は過去15回を数え、様々なジャンルから選出された活躍中の作家が、その時々の日本の美術の在り様を提示してきました。16回目となる今展では、初めて“建築”という未紹介のジャンルを取り込み、アートの多様性と力をご紹介しています。それにともない、初めての試みとして「未来の家」というテーマを設け、43名の建築家たちがひとつの作品を創り上げるとともに、他ジャンルのアーティスト8名と競演。それぞれの作家が提示する「未来の家」とは? 美術界の明日を担う作家たちの多彩な表現が一堂に会する、貴重な機会をぜひご覧ください。
出品建築家
栗生 明/小川晋一/古谷誠章/竹内裕二/西森陸雄/山岡嘉彌/古暮和歌子/堀川秀夫/岡田哲史/戸室太一/林 寛治/松島史朗/今永和利/大松俊紀/吉村靖孝/宮元三恵/白井宏昌/原田真宏/秋吉正雄/柄沢祐輔/土井一秀/長田直之/藤井由理/松田 達/丸子 淳/山口尚之/山添奈織/大津若果/霜田亮祐/山田 良/郡 裕美/迫 慶一郎/田中宏明/伊藤 廉/瀬下淳子/田辺雄之/平瀬有人/小塙芳秀/鈴木葉菜子/大野暁彦/松川昌平/石井大五/細海拓也(派遣年度順)
出品アーティスト
榊原澄人/徳丸鏡子/川上りえ/吉本直子/大栗 恵/大野由美子/小笠原美環/土橋素子(派遣年度順)
43名の建築家の展示スペースとイメージ図。
開口1.5m、高さ3.6m、奥行き2.7mのブースに、バラエティーに富んだ
ユニークな「未来の家」の展示が並ぶ。
会期中の関連イベントにも注目!
会期中には国立新美術館内で様々な関連イベントが開催されます。こちらもぜひご参加ください。●ギャラリートーク
2014年1月13日(月・祝)14時から 林寛治、石井大五、細海拓也
1月15日(水)14時から 小川晋一、大松俊紀
1月18日(土)14時から 戸室太一、今永和利、松川昌平
1月19日(日)14時から 藤井由理、松田達、山口尚之
●座談会 「アートと建築家の可能性」
2014年1月12日(日)14時から 国立新美術館3階研修室 A・B
パネリスト:川上りえ、大栗恵、松田達、松川昌平
●パフォーマンス
2014年1月24日(金)12時、15時、19時(各7分のソロ・パフォーマンス)
ダンサー:Alice Hinde
吉本直子の作品からインスピレーションを受け、作品の前でパフォーマンスを披露。
詳しくは、展覧会HPをご確認下さい。
※内容や日時は変更となる場合がございます。最新情報は展覧会HPでご確認下さい。
12月15日のギャラリートークで、鑑賞者に自作をレクチャーする郡裕美さん(2004年アメリカに派遣)。