ヒレ、シャトーブリアンに特化した焼肉店「SATOブリアン」
今夜は肉料理を食べたい!と思ったとき、ステーキでもなく、すき焼きでもなく焼肉を選択する理由のひとつには、牛肉ならではの様々な部位を一度に楽しめる、ということがあります。特にここ10年、焼肉店で扱う部位の種類は飛躍的に増えたので、読者の皆さんも各自好みの部位が明確にある方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回ご紹介するお店は、店主が一番好きだというヒレ、シャトーブリアンに焦点をあて特化させた焼肉店です。渋谷の焼肉店で経験を積んだ店主の佐藤明弘氏が独立し2011年6月、阿佐ヶ谷に焼肉店をオープン。店の名は「SATOブリアン」。肉好きであれば店名を聞いただけで同店が何をコンセプトにしている焼肉店であるのか、すぐにピンとくることでしょう。ヒレ、シャトーブリアンと聞くと、高価なお店のように思う方もいらっしゃると思いますが、阿佐ヶ谷という立地ですので、家族連れにも楽しんでほしいということから、九州の肉を使用し、A5だけでなくA4も扱うことで、ヒレながらもお手ごろな価格での提供を実施しています。ただ、A4といっても赤身肉嗜好が強まる昨今、A4くらいの方が価格だけでなく脂の刺しもちょうどいいという面もあります。因みにシャトーブリアンとは、ヒレの一部で、サイズは異なりますが鶏のささ身のような形をしたヒレの、一番上等といわれる極一部の部位をさします。
名物のブリ飯は必食です!
同店ではヒレを焼いて食べるだけではなく、さまざまな食べ方で楽しませてくれます。まずはヒレスキ。薄くといっても5mm以上の厚さはあるヒレを特製のすき焼きダレにつけ、といた卵といただきますが、なんといってもポイントはヒレの絶妙な厚さでしょう。一般的なすき焼きの肉よりも厚めなのは焼肉店でヒレスキを食べる醍醐味かもしれませんね。そして同店の名物が“ブリ飯”。ヒレをにんにくバター醤油に絡めてご飯と一緒にいただきます。高級なヒレをジャンクにいただく美味しさ、楽しさは堪りません。幼い頃、アツアツのご飯にバターをうめて醤油をかけて頂いた懐かしい思い出がふとしたときによみがえり、無性に食べたくなるのがこの“ブリ飯”です。
鰻の寝床のような細長い店内ですが、奥には個室もあるので小さなお子様連れでも安心して利用することが可能です。オープン当初はいつか渋谷で店を構えたいと夢を語っていた佐藤氏ですが、阿佐ヶ谷という土地と地元のお客さんに愛着がわいたのでしょう、今ではずっと阿佐ヶ谷で頑張りたいとおっしゃっています。2013年になって「SATOブリアン にごう」が同じ阿佐ヶ谷にオープン。しっかり地元民に愛された証ではないでしょうか。
同店で特に美味しい体験をした思い出の部位:シャトーブリアン、厚切りのハラミ、タン元
■SATOブリアン
・住所:東京都杉並区阿佐谷南3-44-2 新井ビル 1F
・TEL:03-6915-1638
・営業時間:
日~木 17:00~23:30(23:00L.O.)
金・土 17:00~24時 ( 23 : 30L.O.)
・定休日:不定休
・地図:Yahoo!地図情報