少額投資非課税制度(NISA)
まいど、相場の福の神こと藤本です。来年2014年から少額投資非課税制度(NISA)が始まります。いままで、まったく投資をしてこなかった方が投資を始める大きなチャンスです。今回は、配当利回りに着目して、NISAで中国の高配当銘柄投資について解説しましょう。
インカムゲインとキャピタルゲイン
株式投資によって得られる代表的な利益には以下の2つがあります。インカムゲイン(配当金)
資金を提供してくれた株主に対して、会社は利益を分配します。これを「配当金」といいます。「配当金」は、会社によって設定されている権利確定日に保有していた株主に対して支払われます。NISA口座で購入した株式・ETF(上場投信)・REIT(不動産投信)の配当金は、そのまま全額が無税で貰えます。
配当金額に関しては、会社の業績に左右されますので、増減する可能性があり、赤字企業や、成長性の高い企業では配当金のない無配の企業もあります。
キャピタルゲイン(売却益)
保有している株式が値上がりしたときに、その株式を売却すれば、その上昇分が利益になります。これが、「売却益」です。NISA口座で購入した株式・ETF(上場投信)・REIT(不動産投信)の売却益はそのまま全額が無税で貰えます。
配当利回り
個別銘柄の選択、売買タイミングによって投資成果が大きく異なるのが、キャピタルゲインです。それにくらべて、配当金額の変更の可能性はありますが、ある程度安定して貰える可能性が高いのが、インカムゲイン(配当金)です。NISA口座で株式を購入する場合、まずはインカムゲイン(配当金)の大きい銘柄を選んで、配当金の非課税のメリットを享受するのも一手です。
1株あたりの配当金を株価で割ったものが、配当利回りです。出来る限り配当利回りの高い銘柄を購入したほうが、配当による投資成果は大きくなることになります。
中国株式
NISAでは日本株だけでなく、外国株も対象になっています。今回は、世界第二位の経済大国で、リーマンショック後様々な懸念はあるものの高成長が期待できる中国株式(香港市場)をご紹介します。中国株式は、日本の個人投資家が直接購入できるのは香港市場に上場されている銘柄になります。香港銘柄だけでなく、中国本土とも関わりの深い銘柄も数多く上場されています。
海外では株主還元の考え方が浸透しており、配当政策にメリハリがあります。結果として、高配当の銘柄も多く見つけることができるでしょう。ただし、業績に応じて柔軟に配当額を変化させる企業が多いため、過去の業績と配当の安定度を良く調べておくことが大切です。
今回は、NISA投資に向いていそうな、中国株(香港市場)の高配当銘柄をご紹介します。売買単位は銘柄によって異なりますが、すべて20万円以下で投資可能です。
中国株式の銘柄選定条件と前提
・ SBI証券の取扱銘柄
・ 時価総額 100億香港ドル以上
・ 投資金額(円)は、13.2円/香港ドル前提
・ 配当額が不安定な銘柄は除く
・ 株価は、12/12終値
今回のポイント
・株式投資の代表的な利益には、インカムゲイン(配当)とキャピタルゲイン(売却益)の2つがあり、NISA口座ではどちらも非課税となります。・インカムゲイン(配当金)の大きい銘柄を選んで、配当金の非課税のメリットを享受するのも一手です。
・中国株は、日本株よりも高配当が期待できる銘柄が多く為替リスクなどはありますが、高収益が期待出来そうです。
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