「ラグジュアリー」は1泊あたり400米ドル~ ホスピタリティが行き届く大人の船
価格は1泊あたり400米ドル~の高級クルーズ。5万トン級の比較的小型の船が多く乗船定員も500~700名程度とちょっと初めてだと正直敷居が高いと感じる方も多そうです。ただし日本で人気のキュナードのクィーンエリザベスは、ラグジュアリー船ですが大型で、多くの旅行会社などもツアーを組んでいるので初心者でも安心。
2024年、2025年の春には日本発着クルーズも決定していますので、ご興味ある方は調べてみるといいでしょう。
◆クルーズ船例
キューナード・ライン/クリスタル・クルーズ/シルバーシー・クルーズ/リージェント/セブンシーズ・クルーズ/ロストラル
◆参考基準(セブンシーズ・ボイジャーの例)
総トン数:42363トン
乗船定員:700名
船客一人あたりの総トン数:約60.5トン
乗組員一人あたりの乗船客数:約1.6名
日本船は1泊あたり3万~5万円。ホスピタリティと食事が人気
日本船は、2023年現在、飛鳥Ⅱとにっぽん丸の2隻となります。外国船のようにランク分けはありませんが、ラグジュアリーとプレミアムの間といわれています。飛鳥IIは1泊あたり5万円~、にっぽん丸は、1泊あたり3万円~という価格帯です。船の大きさは、日本船で一番大きい飛鳥IIで5万トンクラス、にっぽん丸で2万トン台と外国船と比べると小ぶり。施設面では外国船の方が豪華で充実しています。
日本船の魅力は、公用語が日本語で、日本式のきめ細かなホスピタリティが受けられること。食事、特に日本食の美味しさには定評があり、また2隻とも大浴場があります。外国船と異なり海外へ立ち寄る必要性がないため、1・2泊のショートクルーズも運航し、コースも多彩。
年配の方などホスピタリティを重視する方、短い期間でのクルーズが希望のかたはおすすめです。
失敗しないクルーズ旅行の選び方 寄港地・旅行期間など
旅行というと行き先で選ぶことが多いですが、クルーズの場合は、客船と旅行期間で絞り込み、そのあとにコース(寄港地)と考える方が、最初は失敗がありません。外国船の場合は、国内輸送ができない為、必ず海外に寄港するため、日本発着の場合1週間から10日ぐらいのクルーズが多くなります。なお、日本海の港など、途中で下船できること(そこからは新幹線や飛行機で帰宅)もあるので、期間重視なら一考を。
海外の寄港地は国際情勢から、韓国の済州島、プサン、台湾などが主流です。寄港地観光もクルーズの魅力のひとつですが、朝到着し夕方には出航するのが通常で、滞在時間は短い点は頭に入れておきましょう。
長期間のクルーズが難しい場合は、日本船を検討するといいでしょう。1泊2日のショートクルーズから運航があり、小さな港にも寄港したり、多島美の瀬戸内海を運航するクルーズなども人気が高くおすすめです。また日本船の場合はコース(寄港地)やテーマ(音楽などイベントクルーズもある)で選ぶのもいいでしょう。