北欧デンマーク製の薪ストーブ
この薪ストーブは北欧デンマークのmorso(モルソー)社の製品です。凝った装飾はなくシンプルなデザインですが、鋳物でできており、重厚感・高級感があります。洋風、和風、ログハウス、どんなインテリアにも合いそうです。デンマーク製の薪ストーブ。鋳物製。周囲の壁、床の仕上げ材は高畠石。床フローリングは無垢の杉材。
この薪ストーブの特長はなんといっても前面についたその大きな窓。ストーブの中で赤々と燃える炎がよく見えます。ガラスの面積が大きくとってあり、窓面に装飾が一切ついていません。もし炎を鑑賞することを重視するなら、このようにガラス面を大きくとった薪ストーブが向くと思います。
地元産の石と合わせて
薪ストーブを設置する際には「ストーブ周囲の内装材を燃えにくい材質でつくること」という法規制があります。燃えにくい材としては、石、レンガ、コンクリート、タイル、金属板などがあり、その家にあうインテリアを考えるとき、薪ストーブまわりの演出はいろいろ楽しめそうです。こちらのモデルハウスでは、薪ストーブの周囲の壁と床には地元山形県の名産である高畠石(たかはたいし)を使用しています。この高畠石は気泡が入っているのが特長で、落ち着いた色合いをしているため、北欧デザインの薪ストーブと和モダンのインテリアにぴったり合っています。
高畠石をはじめ、石やレンガは蓄熱する性質を持っており、蓄熱した熱を放出することで周囲を暖めるという機能も持っているとのこと。そのような材を選んで使っていることも、暖かさを保つくふうの一つなのですね。
身体によい暖かさ
木の香りに包まれた薪ストーブのある暮らし。決して贅沢ということではない、快適な空間です。
取材中に次々見学にくるお客様からも「暖かいですね」という感想が聞かれ、薪ストーブの前で足を止め、じっと見入っている人も多くいらっしゃいました。最初はそのつもりはなかったけれど、ここで薪ストーブを見て導入を決める人もいるとか。
薪ストーブの前に掘りごたつ形式のリビングテーブルがあり、炎がよく見える正面に座らせていただいたのですが、心地の良い暖かさや目の前で勢いよく燃える美しい炎、パチパチとはぜる薪の音などに魅了され、ついつい長居をしてしまいました。
【関連サイト】
株式会社後藤組「faceの家」
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