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2013年冬ボーナス使い道ランキング

2013年冬のボーナス支給額は、多くの業種で前年より増えたよう。では、このボーナスの使い道はどのようになっているのでしょうか?

福一 由紀

執筆者:福一 由紀

ファイナンシャルプランナー / 仕事・給与ガイド

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待ちに待ったボーナス、何に使う?

ボーナスは臨時収入というより、生活費として重要なもの。どのように使うかはしっかりと考えたい

ボーナスは臨時収入というより、生活費として重要なもの。どのように使うかはしっかりと考えたい

2013年冬のボーナス支給額は、多くの業種で前年より増えバブル時期以来の伸びともいわれています(日本経済団体連合会「2013年年末賞与・一時金 大手企業業種別妥結状況(第一回集計)」より)。

とはいっても、ボーナスを自由に使える人は少ないものです。他の人は、どれくらいのお金を何に使っているのでしょうか? 今回は、価格.comリサーチ「冬のボーナス2013」の調査結果より、この冬のボーナスの利用状況をみてみましょう。

昨年より2.1万円増加 推定支給額57.1万円

冬のボーナスの推定支給額は57.1万円で、同じ調査の前年比2.1万円(3.8%)増という調査結果になっています。

とはいっても、社会保険料の負担は年々増えていますし、消費税の増税もひかえています。また、ボーナスは増えても基本給は据え置きという企業も多く、ボーナス増額を手放しで喜べる状況ではありません。

自由に使えるお金は10万円未満

冬のボーナス2013 自由に使える金額」によると、税金、ローン返済・生活費の補填、ボーナス一括払いを除いた、実際に自由に使える金額は、半数近くが10万円未満という結果になっています。

最も多い金額帯は、5万~10万円未満で全体の19.7%。続いて、10万~20万円未満が15%、3万~5万円未満12.7%という結果になっています。支給額が50万円を超えていても、実際に自由に使える金額は限られているようです。

■自由に使える金額ランキング
【1位】 5万~10万円未満 19.7%
【2位】 10万~20万円未満 15%
【3位】 3万~5万円未満 12.7%
【4位】 20万~30万円未満 9.6%
【5位】 1万~3万円未満 9.2%
【6位】 30万~50万円未満 8.4%
【7位】 1万円未満 5.7%
【8位】 50万~100万円未満 5.2%
【9位】 100万円以上 2.5%
【10位】 自由に使えない 12%

教育費がピークの40~50代は使えるお金も減少

自由に使える金額も、年代によって変わってきます。世代別でボーナス支給額のうち、自由に使えるお金の増減の調査結果をみてみましょう。

20代では、自由に使えるお金が増えている2.7%、やや増えている19.2%であわせて21.9%。一方、減っている9.6%、やや減っている11%で計20.6%。どちらも2割程度となっています。

ところが、40代では増えている3.1%、やや増えている6.6%で計9.7%。減っている21.4%、やや減っている17.4%で計38.8%。50代になると、増えている2.1%、やや増えている6%で計8.1%、減っている23.4%、やや減っている20.5%で計43.9%となっています。40代、50代になると自由に使えるお金がぐっと減ってくるようです。

この年代は、子どもが高校から大学に進学するころですね。教育費のピーク時期となっています。ちなみに、私立大学(文系)の初年度納付金は110万円ほど。ボーナスが教育費にまわされる様子が目に浮かびます。

でも、少ないとはいってもボーナスは特別なご褒美みたいなものです。自由に使えるお金をどのように使うのでしょうか? 次のページでご紹介します。
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