「ここから何を学べばいいのだろう?」
「え? なんでなの?」と思うのは、自然なこと。そこから、客観的に「どんな意味があるのか」にフォーカスしていくのです
そこで、自問自答できる「自分への質問」をお伝えしています。「『どっち』でもない方法は無いの?」、「それは、本当に私の望みなの?」に引き続き、今回はこれ。
「ここ(このできごと)から何を学べばいいのだろう?」
悲しいできごとが起こったとき、自分に対してして欲しい質問です。通常はきっと、こう思ってしまうのではないでしょうか?
「どうして私だけ?」
「何か悪いことしたっけ?」
でも、自分の身に降り掛かる悲しいできごとには、大抵、意味があります。友達からの裏切りや、いじめ。受験や就活での不合格。失恋、離婚。それぞれに意味があるものです。もちろん、「なるべくしてなった」と捉えるには、あまりにも理不尽な「天災」などもあるかと思います。
ただ、私自身、いじめ、親との確執、配偶者からの裏切りなど、さまざまな悲しいできごとを体験してきて、必ず、そこには学ぶべきことが存在することに気づきました。宗教的、もしくはスピリチュアルな何かの影響ではありません。
とはいえ、渦中にあるときには、「神様は乗り越えられる試練しか与えないよ」などと慰められると反発しました。どん底から這い上がってから「それでも学ぶべきことがあった」と気づきましたし、自問自答をせず、同じ過ちを繰り返してから気づいたこともあります。