藤嶋ひじりの恋愛コラム/藤嶋ひじりの恋愛情報

恋と人間関係に強くなる自分への質問【3】(2ページ目)

恋愛関係や人間関係に於いて、感情的に思ったままの言葉をぶつけ合うだけではうまくいきませんよね。客観的になるためには「自問自答」することがお勧め。そこで自分への質問を、お伝えしています。3回目は悲しいできごとが起こったときにする質問です。

執筆者:藤嶋 ひじり

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貧乏やいじめの体験にも「学び」がある

不安そうな女性

「悲しい」気持ちのままでは、心を歪めます。それを活かして生きるヒントを見つけてみましょう

私が高校に入学する少し前、全国を荒し回っていた詐欺グループに父が騙され、実家が数千万円という多額の借金を背負うという事件が起こりました。当時は、高校生がDCブランドを身につけ、大学生が海外のブランド物を恋人にねだる時代。私は1000円のTシャツを買うことすら、何時間も躊躇するような極貧生活。世間がバブルの時代に、自分の家だけ貧乏というのは、なかなか辛いものでした。

両親が家庭内離婚状態になっているのを見ると、結婚にもいいイメージを抱けませんし、貧乏なために卑屈になるなど、マイナスの影響ももちろんありました。でも、手に職をつけたいという意識が芽生え、保育士の資格を取りましたし、その後も、ライターというスペシャリストの仕事を続けることができました。逆境から復活を果たした母の姿を見て、励みにもなりました。精神的に強くなり、冷静で謙虚な視点を持つことができ、それは、仕事や恋愛で役に立ちました。それらはすべて「学び」であったと思います。

また、子どものころ集団無視や物を隠されるなどのいじめに遭い、学んだことは「どんなに気持ちを汚されても、魂までダークに染まってはいけない」ということでした。いじめに遭ったからといって、同じように加害者になってはいけない、恨んではいけない、自分の存在価値を否定してはいけない、ということに気づいたのです。また、いじめのおかげで、しっかり内観できたので、社会人になってからの人間関係は好調でした。それもやはり、素直に「学び」を得てのことだったと思います。

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