1969年創業、大行列の老舗肉骨茶店
午後2時過ぎ、お昼時を外しても10人ほどの行列が
調理している様子も見られる
かなり大型の店舗にも関わらず、お昼時に、常に20~30人が行列している、地元で大人気の肉骨茶(バクテー)店。待つのが嫌な方は、ランチのピーク時間を外して行くと、そこまで待たずに座れます。お客さんの回転が良く、相席が基本なこと、空いた席を素早く見つけてはきびきびとお客をさばく、専門のスタッフがいるおかげで、見た目ほど長く待たなくてすみます。お店の中は凄い熱気! ガラス張りの調理場の中で、人気店ならではの無駄のない動きのスタッフが調理している様子を覗けるのも楽しいです。
ピークを外してもお店の中は大混雑
シンガポールの肉骨茶には実は2つのタイプがあり、クリアスープの潮州系と、醤油ベースの福建系に分けられますが、こちらは潮州系。創業者のYeo Eng Songさんが潮州料理の店で修行をして、1969年に創業した老舗です。ちなみに今は、二代目、息子のYeo Hart Pongさんに引き継がれています。
並んでも食べたい、大人気肉骨茶のお味は?
お肉が器からはみ出すほど、ボリュームたっぷり
柔らかいお肉がたっぷり
中に入ってからのオペレーションも見事。ほとんど待たずに、肉骨茶(7.5シンガポールドル)出て来ます。まず、そのボリュームにびっくり。骨つき肉がはみ出すほど! お手頃価格ではありますが、肉が固いかも……、食べづらいかも……という心配はご無用。骨からほろりとはがれる肉はとても柔らかく、ニンニクと胡椒の効いたスープが身体にしみわたります。元々は労働者階級の朝食として出来た料理だそうですが、確かに食べ終わると身体がポカポカ。疲れた時等に食べると元気が出そうな味わいです。
秘伝のスパイスも売られていて、お土産にも良さそう
ニンニクや八角、フェンネルシード、コリアンダー、クローブなどが入っているクリアなスープは、優しく飲みやすい味わい。地元の人たちは、ニンニクの皮を器用に剥いて食べています。後は、油条と呼ばれる揚げパン、青菜の炒め物などをセットにして食べている人が多いです。スープはどんどん継ぎ足してくれるので、お腹がペコペコな時は、揚げパンを頼んで、スープに浸して食べても美味しいです。ちなみに、肉骨茶のスパイスも一箱22シンガポールドルで売っています。
レストランの方にも待っている人がちらほら
肉骨茶だけでなく、地元の人には豚モツ料理や豚足なども人気。ローカル気分に浸りたい方は、こちらも頼んでみては。朝早い時間から営業しているので、地元の人に混ざって朝ご飯を楽しんでみる、なんて使い方もできます。隣りにレストラン形式の二号店があり、エアコンのかかった室内で楽しみたい方にはこちらがお勧めです。
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■Song Fa Bak Kut Teh(本店)
営業時間:7:00~21:30 月曜休
住所:11 New Bridge Road #01-01, Singapore 059383
電話: +65 6533 6128
アクセス:MRTクラークキー駅から徒歩5分
■Song Fa Bak Kut Teh(レストラン)
営業時間:11:00~21:45 月曜休
住所:17 New Bridge Road #01-01,Singapore 059386
電話 : +65 6438 2858