アクアが燃費37km/Lを達成!

フィットHVはトヨタの売れ筋モデルであるアクアの『35.5km/L』を凌ぐ『36.4km/L』という日本一の燃費を前面に打ち出してきた。トヨタもカチンときたのだろう。マイナーチェンジでハイブリッドの制御ユニットなどを見直し、37km/Lという燃費を達成してきたのである!

アクア

マイナーチェンジしたアクア

フィットHVの天下も3か月で終わってしまった。しかし、細かくチェックしてみると、無為な争いのように思う。フィットHVの場合、36.4km/Lは燃料タンクの容量を減らし、ボンネットをアルミに変えて軽量化した最廉価グレードのみ。普通のフィットを選ぶと33.6km/Lになってしまう。

マイナーチェンジしたアクアも事情は同じ。ほとんど売れていない最廉価グレードのみ37km/Lで、売れ筋グレードの『S』にサイドカーテンエアバッグを付けたら33.8km/Lとなる。何と! 売れ筋グレード同士で比べたら0.2km/Lの差でしか無い。実燃費でもイーブンだろう。

フィットHVもマイナーチェンジしたアクアも、燃費は「乗り方次第」。ドライバーのウデの差の方がずっと大きい。カタログの数字を選択基準にすることに意味無し。ということを最初に認識して頂ければ嬉しい。以下、マイナーチェンジしたアクアの紹介をしてみよう。

装備も室内スペースもフィットHVに比べるとやや物足りず

ハイブリッドユニットは前述の通り制御方法やエンジンの抵抗を減らすことにより燃費を1.6km/L向上させてきた。出力やトルクなどの数値は同じなので、乗り比べても違いが解らないと思う。実用燃費の差は改めてジックリ試乗してチェックします(良くなっている可能性もあります)。

今回改良したのは乗り心地だという。サスペンションの改良でツキ上げ感を改善させた上、遮音材を増やすことにより静粛性も確保しようとしている。前期型のアクアの乗り心地、プリウスほど酷く無いものの、フィットHVと比べられたら厳しかった。どのくらい良くなったか試乗で確認したい。

価格は1万円の値上げ。残念なことに最廉価グレード後席の「手回し式窓」などそのまま残ってしまった。「燃費37km/Lのグレードは売れなくていい」ということなんだと思う。フィットHVに設定されている自動ブレーキのオプションも無し。依然としてフィットHVと比べたら装備的に物足りない。
アクア内装

Gのブラックソフトレザーセレクション(オプション装着車)

安全装備だけでなく、価格も室内スペースでもフィットHVに届かないアクアながら、販売は順調だ。ちなみに専門家であれば、この両車で迷ったら フィットHVに軍配を上げるだろう。私なら長距離ドライブで絶大な効能を発揮するクルーズコントロールがアクアに付かない、と言う点で魅力を感じず。

どう考えたってフィットHVの方がお買い得だし使い勝手も良い。ということで、もしアクアを買おうとしているなら、ぜひともフィットHVを ショッピングリストに上げて頂きたいと思う。特に絶大な事故防止効果を持つ自動ブレーキの有無をジックリ吟味して頂きたい。


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